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できるは考えない

 なぜできることよりも、できないことに目がいってしまうのだろう?

 話を聞いていると、どうも僕だけの傾向ではないらしい。同じような傾向を持つ人は珍しくない。だから、自己啓発書では「できることに目を向けよう」と語られる。

 しかし、昨日話している中で前提が違うのかもしれない、と思った。できる、できないを対立的に考えているからおかしくなる。

 そもそも、意識しなくなるのが「できる」ってことなのかもしれない。もう身体に落とし込まれて、自動的に身体が動く。それを一々思い悩む必要がない。

 であるならば、できることに意識が向かないのは当然だ。だって、考えなくてもできてしまうのだから。

 そして、できていないことはなにをするにも確認しながらやらなければならない。自然と意識する回数が増えるのだから、気になってしまう。ただ、それだけのことで、別にポジティブとかネガティブで括るようなことじゃない。だから、できないことに目がいくこと自体を、いちいち直すとか変えようなんて思わなくていいのだ。

 

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