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言葉の価値は変動している

 どれだけ有効で価値があったとしても、それを認められなければ響かない。

 だから、他者に言葉をかけるタイミングには注意を払う必要がある。同じ台詞でも、タイミングが違うだけですんなり受け入れられる場合もあれば、怒鳴り返される場合もある。

「こうしたらいい」と思っても、時に言わない選択が最善になる。この理屈がわかる人が意外に少ない。どんな時でもいいものはいいし、悪いものは悪いと思っているが、人間世界のことは相対的に存在する。

 つまり、絶対的にいいものなんてないのだ。金は確かに価値があるが、餓死しそうな状況ではパンの方が圧倒的に必要だ。だから、同じ言葉だっとしても、その言葉の価値は常に変動している。

 どうせならより効果のある時に発する方がいい。それはお互いにとってのためになる。そのために沈黙を活用していくのがいい。

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