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見えないものを見るには

 どこにいても音がある。自分が黙っていても、電灯が光る音、風の音、水滴の音、大小様々な音が僕達の周りにはある。

 けれど、ほとんどの音は僕達の意識には引っかからない。

 それと同じで、そこにあっても気づかないのは珍しくもない。だから、慣れ親しんだことも改めて、視点を変えて向き合ってみれば新しい発見がある。

 人と相対する時、相手を十全に知っていると思い込んでいないだろうか。
 自分は本当にこの人のこと知っているだろうか?

 そうやって自問自答していかないと、大事なシグナルを見落としてしまうかもしれない。外から見ると困っていないように見えても、実は困っている人はたくさんいる。面と向かっては言えないから、ネット上で呟くのだろう。
 ただ、わかりづらくてもよく観察すればきっとその兆候はある。だから、よく見る。よく聞く。普段見ていないところにこそ目を向ければ、きっと見つけられるはず。

 見えないものを見えるようにするためにはどうすればいいかを考えるのだ。

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