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乾いた指摘

 自分の関わり方は、まだまだ未熟だと感じることは日々ある。今日もあった。

 相手のあることなので例え話として書くが、隣の家に剪定の人が来て、切りづらいからと自分の家の庭に入らせてくれと言う。それに快く応じたものの、剪定の人がなぜか自分の家の枝切り鋏を使っていた。

 僕は「使う前に一言断ってください」と言った。

 皮肉が言いたかったわけじゃないし、謝罪や賠償を求めていたわけじゃない。減るものでもないので、使ったことは別に怒っていない。だから、本当に一言聞いてほしかっただけなのだ。
 けれど、相手が酷く恐縮していた。

 僕はどのように伝えればよかったのだろうか?
 言わないという選択はもちろんあった。けれど、相手にしてほしいことがあるならば、ちゃんと伝えた方がいいとも思って、言った。

 相手を気遣って、持って回った言い方をすればするほど、嫌味になってしまう。こういう時に、湿り気なくスパッと伝えたいことだけ伝えられるようになる。そういう使い分けができるようになっていきたい。
 まずは気づいたことから、一歩。

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