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自己との対話

 ちょっと前に、本が読めない時期があった。
 どれだけ文章を読んでも、文字が踊っているように見えるだけで、中身が頭に入ってこない。

 それが最近また本を読み進められるようになってきた。
 まず、本に集中できる。
 以前は注意が散漫で、そもそも本に向かっていられなかった。頭の中がうるさくて、静かな文章はかき消されてしまうようだった。

 それが少しずつ自分の思考が落ち着いていたおかげだろうか。短い時間でも、パッと本を開いてその内容に入っていける。
 こういう状態の時は、内省の季節だ。
 ついつい良し悪しで状態を捉えてしまいがちだが、それは物事の見方の1つに過ぎない。内省に向かっているから、真剣に考え事ができる。外に意識が向かっている時は、活動的に過ごす。
 そうやって、自分の状態を認識しながら「今なにをするのに適しているのか?」を自分と相談できることが自己との対話だ。

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