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身体に染み込む非日常

この週末を山奥で過ごしていて、非日常をすごく感じました。 いつもと違う場所にいるとか、やっていることや交流している人が違うとかそういう意味ももちろんありますが、自分の身体に入力される情報が違いました。

なによりもまずは寒さ。僕がいつも感じている寒さとは次元の違う、キンと音が聞こえてきそうな冷気。寒いってこういうことなのだと思い知りました。 施設の説明をしてくれた管理人さんの「これでも今週の中では温かい。久々に水道が出た」という発言が全てを物語っていた気がします。

あとは、雪。 太平洋側に住んでいると、日中に雪が溶けずに残っていることは信じられません。若干溶けて水っぽくはなってきているものの、ちゃんと白い物体として形を残しているのは感動しました。 時々鳴る謎の「ドサッ!」という物音も、最初は何事かと思っていましたが、屋根から雪の塊が落ちる音だと気づいて、なぜか嬉しい気分になりました。

そして、風景。 どこに行っても山肌がきちんと見える。視界をマンションに邪魔をされることもなく、家と家の間も程よく隙間がありました。これが余白であり、僕が住んでいる町は余白がないのだなとしみじみ思い知らされました。

それらの非日常が入ってくると、それだけで自分の身体が洗われるようでした。思い出しても素敵な時間でした。また日常を頑張っていけそうです。

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