人前で話すことが苦手だけど……
今日は20人以上の集まる場で活動報告をする機会があった。
知らない顔ぶれが並ぶ中、緊張から脇汗でべったりと服が貼りつくのがよくわかった。
人前で話すことが苦手だ。しかも、それが堅苦しいものだと余計に肩が凝ってしまう。
でも、間違いなく以前ほどの緊張感はなくなった。昔は心臓がバクバクして、手が震えたものだ。声は喉でつっかえ、かすれていたので、よく聞き返された。
「本田さんの声はよく通りますね」
今日はそう言ってもらえた。
習うより慣れよ、とはよく言ったものだ。
どんなに苦手なものでも、そこに改善の意志さえあれば、数をこなすだけでよくなっていく。それは僕の中ではほぼ確信に変わりつつある。
自分ではダメだと感じたとしても、必ず改善されている。同じ失敗を繰り返したいと思っている人はいない。
ただ、自覚できるほどの変化が生まれる前に諦めてしまうだけだ。
だから、成果を求める気持ちを受け入れた上で、そこから一旦目線を外して、淡々と続けていく。毎日の一歩は小さいけれど、重ねていけばいつかは遠くまで行ける。
ちょっと慣れたからと言って、人前に立ちたいと思っているわけじゃない。
でも、そういう機会が自分に与えられるのならば、よほど嫌じゃなければやっていく。
苦手だと思うことはできるようになりたい証拠だから。
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