当然を当然のごとく
もうすぐ引っ越しをするので、そのための準備を少しずつ始めている。
家の中にあるものの取捨選択や、不要なものの処分方法、粗大ゴミの手続きなど、とにかく様々なやることがあるが、一番最初に電気やガスのライフラインの停止の手続きをやった。
これを終えた時に、自分が少し成長したなと思った。
段取りが苦手で、期限はちゃんと守るのだが、なにをやるのもギリギリの場合が多かった。それは面倒で締切が早いものを後回しにしてしまうのがいつものパターンだったからだ。これは引っ越しに限らず、一事が万事そうだった。
けれど、らくだメソッドという算数・数学のプリントを5年くらい前に始めてから徐々に変わってきた。毎日1枚のプリントをやる。その前提のもとに、日々生活してみる。たった10分程度の時間すらも確保できないまま、1日が過ぎていく。そんな現実に直面した時にはショックを受けたものだ。
取り組めたり、取り組めなかったりする時期を繰り返しているうちに、いつの間にか自分で自分の予定を調整することができるようになっていった。ポイントは「やった方がいいこと」が素早くわかるようになり、「とにかく手をつけること」をするようになった。
言うまでもなく当たり前のことなのだけど、案外当たり前のことができていないのだ。人と接する上でも、最低限の礼儀は尽くすべきだと思っていても、声を荒げてしまう瞬間はないだろうか?
当然を当然のごとく進める。それを実践するだけで、自分はもちろん関わる相手をも楽にする。一歩進んだ理想の実現はその後でも遅くはないのではないだろうか?
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