耳を傾けて欲しければ信頼を得る
実は多くの人は「情報を吟味する」という行為をしていないのかもしれない。
最近特別詳しいわけでもないことについて、質問をされる機会が立て続けにあった。自分の答えられる範囲で回答したのだけど、その人達が欲していたのは、専門的な情報じゃなかった。
「これが正しいわけじゃない。自分にあった方法を見つけてください」と言っても、僕のやっている方法を真似しようとする。
情報やノウハウそのものじゃなくて、それを発した人に信頼を置いているのだろう。情報が正しいか、何次情報か(当事者からどれだけ離れているか)、信頼に値するか、といったことをそもそも重視していない。
じゃあ、お前はどうなのかと言われると僕は自信はないのだけど、まず「本当にそうか?」と自問する習慣は持っているつもりだ。
で、そもそも情報を吟味するつもりのない人に、もっと疑えといってもあまり意味はない。「だって〇〇さんが言ったんだもん」と耳を貸さないので、話は平行線を辿ってしまう。
だから、そうした人々に情報を吟味して欲しいならば、まずは話を聞いてもらうために、信頼を得なければいけないんだろう。
正論では、やっぱり人は変わらないから。
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