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不確定をたゆたう

 不確定は人の感情を増幅させる。

 不安は膨れ上がり、ありもしない悲劇が起こるように錯覚させる。
 期待は願望を吸い込んで、絵に描いた餅を食べた気にさせる。

 はっきりしないがゆえに、どうとでも解釈できる。その人の志向性によって振り切れてしまう。
 けれど、多くの場合、どちらも現実とは異なってしまう。
 だから保留し、不確定に立ち止まることが鍵になる。

 わからないことを「わからない」と認める。
 そして、未知をスタートとした上で、試行錯誤を始める。

 そうすれば、結果が出た時も右往左往せずに、起こったことを受け入れられるだろう。

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