『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』
僕は失敗することは大事だなと思っていました。
失敗から学ぶことで、よりよくなっていく。失敗を過剰に恐れる気持ちや失敗を許さない風土があると挑戦しなくなってしまうので好ましくないです。
ただ、積極的に失敗をしようと言えない自分がいました。というのも、同じ失敗を繰り返す人がいるからです。あるいは、僕自身も自分の気づかないところで同じようなパターンを繰り返している可能性もあります。
ただ失敗すればいいと思っているのであれば、その先の成長はありません。つまり、失敗した後のアプローチが大事になってきます。
1つ疑問なのは、人間たるもの学習能力がありますし、同じ轍を踏みたくないでしょうからなんらかの工夫はしているはずです。
それにも関わらず、同じ失敗を繰り返してしまうのはなぜなのか?
どうしたら、失敗から学べるのか?
その視点が今までの自分に欠けていたことに本書を読んで気づきました。
失敗に対する言い訳とそれっぽい原因はいくらでも挙げられますし、「有効そうな」改善策も思いつきます。そして、実際に一時的な成果を上げることがあるかもしれません。けれど、その「原因と改善策」が当たっていたからかどうかはわからないです。
それらはどれもその人の思い込みの域を出ません。それが本当に有効であるかどうかを確かめていません。1つ1つをちゃんと検証していく。そういうことを今後は心がけていきたいものです。
特に失敗に対して怖さを感じてしまう人にはオススメの一冊です。
読んでいただきありがとうございます。 励みになります。いただいたお金は本を読もうと思います。