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問いに付き合う

 ファシリテーションに関心があって学んでいると、時々出会うジレンマがある。
「理想としてはわかっていても、現実はいかんともしがたい」

 ファシリテーターとは「あり方」だと僕は思っている。だから「〇〇をする人」と言えない。その場の力が最大限に発揮するために促進をするのだが、具体的になにをどうするのかはその時と場合によって異なるので、一言にまとめられない。

 模擬的な場で練習して、仮にとても上手くいったとしても、それが現場にいって同じ結果を生む保証にはならない。
 どんな場面でも想定外のことは起こるし、むしろ想定内のことしか起こらない場は最悪だ。

 その結果、どれだけ学んでも「結局、私は自分の領域でどうやって活かせばいいの?」という問いがつきまとう。
 けれど、その問いに試行錯誤しながらずっと付き合っていく行為が、ファシリテーションを学ぶってことなのかもしれない。先日ふとそう思った。

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