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対話の環境

 対話は、それまでの自分にはなかった視点や意見を取り入れ、変容していくための有効な手段だ。近年「対話」の単語をよく聞くようになっている。

 ただ、対話を欲している時に、その機会が与えられるとは限らない。だから、常日頃から対話をできる時間や相手を確保して、環境を整えておく必要がある。

 たとえば、自分にとって気がかりな課題がある時に、第三者からの意見はもとより、話すことによって思考を整理したい。けれど、自分の環境を整備していないと、それを話すに相応しい相手はなかなかいない。

 そういう意味で、同じような人ばかりと付き合っているのはあまり得策ではない。仕事の話をできる人、家族の話をできる人。重なる部分はあってもちょっとずつズレていて、違いがあった方がいい。

 そうすると、この話題ならAさん、別の話題はBさんのように頼れる。

 最近慣れないことを立て続けに初めているので、心配事がどんどん出てくる。ただ、いろんな人が助けてくれるのを前にして、自分はそういう環境が知らぬ間に築けていたのだと気づいて、嬉しくなった。

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