オンライン化の波に揺れながら
様々な活動が急速にオンラインで行われるようになってきている。
僕は約4年前からオンラインでも細々とお仕事をしているので、特別な混乱はない。けれど、周囲には右往左往している人がいたので、超アナログな現場のオンライン化の手助けをすることになった。
自分なりに躓きやすいところを整理して、伝えているんだけど、想定の斜め上をいく反応があって、面白い。
オンライン化の説明をするのに「場所はどこでやるんですか?」と言う人が2人いた。つまり、外出自粛要請の最中に、どこかに集まってやると思っていたのだ。
自分が知っている側だと笑ってしまうかもしれないが、知らない人間にとっては当然の疑問かもしれない。
馬鹿にするわけではなく、知っている人と知らない人では、前提がまったく違うのだと思い知らされた出来事だった。
こういうすれ違いは様々な現場で起こっているのだろう。先輩と新人、プロとアマチュア。専門家と素人。
そのすれ違いを認識しないままだと、「なんでこんなこともわからないんだ!」と苛立ったり不快になったりする。
ただ、そのすれ違いが起こってみないと溝は埋められないわけで、自分と他者との間のコミュニケーションのズレというのは、コミュニケーションを重ねなければわからない。
だから、コミュニケーションの上達を望むならば、最低限場数をこなす必要があると改めて思った。
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