1回じゃわからん
今日は『世界は贈与でできている(近内悠太)』の読書会を行いました。
話の中身については割愛しますが、ところどころ書いてある内容に引っかかる箇所があります。どうも理解できない、あるいは釈然としない。
対話を重ねる中で、「よくわからないからこそ、こうしてみんなで読んで理解を深めるのだ」という話になりました。今はとりわけわかりやすさを求められる時代ですが、1回読んでわかるような内容であれば、それを吟味する必要もありません。
いわゆる名著はちょっとかじった程度では到底わからない内容がほとんどです。しかし、何百年と読み続けられてきたということは理由があって、少しずつ読み解いていくがとても大事なのだと思います。
そうやって、何度も繰り返し触れているとやがてその本質が見えてくるのでしょう。著者がなにを言っているかわからない。そうやって批判することは簡単ですが、結局自分自身に変化は訪れません。
自分がなりたい姿に変わっていくためにも、今の自分が把握できていない「なにか」に手を伸ばす必要があるのでしょう。
読んでいただきありがとうございます。 励みになります。いただいたお金は本を読もうと思います。