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ちょっかいの真相

たまに、知り合いにちょっかいをかけることをしています。
ちょっかいというと、悪戯のようなあまり好ましくない印象を受けますが、誰かをイベントに誘ったり、好みそうな情報を見つけたらお知らせしたりしています。

それは、ともすればお節介と嫌がられるリスクを伴っているのですが、徹底して深追いしないことにして、ギリギリを攻めるようにしています。

僕自身が自分から積極的に行動を起こすよりも、誘ってもらった方が参加しやすい状況がかつてありました。 現在はそれほど気にならなくなりましたが、自意識が高いと変に二の足を踏んでしまう時があります。そういう時に誘ってくれる人の存在は、「行かない理由」を潰してくれるので、とてもありがたかったのです。

ある時にふと、「なぜあの人は誘ってくれたのだろう?」と思いました。

友達とはちょっと違う関係性。もちろん一緒に過ごせば楽しいのだけど、僕以外にも仲良くしている人はたくさんいます。だから、相手からすれば、僕でなくてもよかったはずです。

それがわかったのは、僕が知り合いが増えてきた時でした。友人が増えるにしたがって、その人との関係性は逆に希薄になりました。

多分僕は心配されていたのか、気にかけてもらっていたのか、声をかけてもらっていたのでしょう。その心配がなくなったことで、程よい距離感に落ち着きました。

であるならば、僕が救ってもらったように人々にちょっかいをかけていくことがある種の恩返しになっている。そう信じて、僕も時折声をかけます。

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