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現状はネガティブではない

 課題とはそこにあるものだ。

 洗濯物が溜まっていたら目につくし、ゴミがあれば視界に入る。けれど、その課題が悪いかと言われたら、別に悪いことはない。一人暮らしだったら毎日洗濯をするよりも経済的かもしれないし、ゴミがイヤだったら一日中掃除し続けなければならない。

 ただ、実際のところ「課題がある現状」はネガティブに捉えられがちだ。

 それは「完全な状態ではない=過不足がある」ことに意識が向いてしまうからかもしれない。

 楽観的であることが奨励されるのは、そういう構造があるからだろう。
 だからと言って、楽観さえしていればいいというわけではない。目の前で人命が関わるような事態が起こっている時に、「なんとかなる」とヘラヘラしているより動かなくてはいけない。

 よって、ことさらネガティブになるでもなくポジティブになるのでもなく、目の前の課題を見極める力を磨いていく必要がある。

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