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俳句

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テレビ番組のプレバド特に夏井さんのファンで俳句の面白さ、奥深さに感心していました。そこで私も無謀な挑戦を始めます。でも俳句と呼ぶのも恥ずかしいので誰かさんを見習ってタイトルは 「…
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2022年1月の記事一覧

火迺要慎(ひのようじん)

火迺要慎(ひのようじん)

京都の愛宕山にある愛宕神社は7月末に参拝すると千日詣りと言って千日分のご利益があるそうです。また、火伏せの神様とも言われ火の用心の御札をいただけます。

御札には「火迺要慎」と書いてあって、これで「火の用心」と読みます。迺は本来「ない」と読み「すなわち」という意味だそうです。つまり火の用心は「火すなわち慎みを要す」ですかね。昔から京都では台所の竈の前や調理場など火を使うところには必ず張ってありまし

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囲炉裏

囲炉裏

囲炉裏の絵を描いてみたのですが、結局難しかったのは灯りでした。囲炉裏を囲む板に明かりを映して明るく光る感じを出しましたが、灯りのぼかしそのものはなかなか思うように行きません。そして囲炉裏の火に至ってはなんだかわからないくらいですね。

座布団の柄は前ならきちっと描き込もうとしたはずですが、今回はさらっと適当に描きました。一歩前進です。
俳句は囲炉裏の火が爆ぜる音から連想してスキー場からスタートです

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絵手紙 子犬

絵手紙 子犬

猫の絵は前に出したので今回は絵手紙で子犬の絵を描きました。大きな用紙ではないので細かいところは描けません。でもそれが水彩画の練習になっています。
この犬を見ていたらニューヨーク時代のアメリカ人の友だちを思い出したので「友へ」としました。友人はニューヨーク郊外の大きな家に住み、庭というか、自宅のある原っぱには川まで流れていて愛犬も自由に走り回っていました。
彼はインターナショナルハウスという海外留学

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熱田神宮のにわとり

熱田神宮のにわとり

この絵にいるにわとりは熱田神宮のにわとりです。尾羽が立派な雄鶏で境内を普通に歩きまわっていました。鶏は昔から時を告げる神聖な鳥として扱われていて、食べることはなかったようです。関西に来て初めて鶏肉を「かしわ」と呼ぶことを知りました。ちなみに猪肉がぼたん、鹿肉がもみじ、馬肉が桜なんですね。

子供の頃、隣の家で鶏を飼っていたので朝は必ずコケコッコーの声が聞こえていました。時々鳥小屋を覗きに行っては卵

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絵手紙  蛸やね

絵手紙 蛸やね

私は蛸が大好きです。刺身、蛸わさ、酢だこ、煮だこ、たこ飯、そしてたこ焼き、蛸ならなんでも大好きです。
この蛸、海外では余り人気が無く地中海の国々以外は食べないところが多いですね。カロリーが低い割に栄養がたっぷりの理想的な食材なのにね~。理由はユダヤ教が鱗のない魚を食べてはいけないとしたことが大きいようです。英語圏ではデビルフィッシュと呼ばれる嫌われ者です。
私がロンドン駐在の頃、日本の商社がモロッ

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サンマ

サンマ

先日サンマ定食の句を詠んだら絵も描きたくなりました。最近はサンマも高級魚に入りそうな勢いで値段も上がっているようですが、やはり秋の食べ物としては貴重ですね。絵の方もだいぶ肩の力が抜けてきて、いい加減に描くことを覚えつつあります。

脂は乗るものなのかとサンマ食う(さんま:晩秋)美味しい秋刀魚は脂が乗って本当に美味しいですよね。ところでなんで「脂」が「乗る」という言うのだろう?ベテランの秋刀魚なのか

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絵手紙  鬼も内

絵手紙 鬼も内

「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまくのが節分ですが、地域によっては「鬼は内、福は内」と言うところもあるそうです。そもそも節分は立春の前日だけではなく、立夏などの前日も節分だったのですが、立春の前日の節分だけが残ったようです。何故なら年の始めが立春なのでその節分は大晦日だからですね。大晦日に宮中で行われていた災いを払う追儺の儀式がいつの間にか民衆の豆まきへと繋がったようです。

絵手紙の鬼は私のオ

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水彩画練習  塀のある家

水彩画練習 塀のある家

水彩画はなるべく濃淡をつけ、隣の家は適当に力を抜いて描きました。植木の濃淡はやり過ぎたと思いましたが、意外と立体感が出ました。

俳句は夏井先生も実体験が一番と仰っていたのでサラリーマン時代の思い出を詠ってみます。

鮎の骨残し笑われ夜の更けし(あゆ:三夏)若い頃、先輩に連れられ鮎を出す新橋の名店に行った時のことです。鮎はそれまで食べたことがなかったので食べ方も知らず、出てきた鮎の身を骨から削ぎ取

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絵手紙 親子でお散歩

絵手紙 親子でお散歩

カルガモの親子が散歩する姿はいつ見てもほのぼのとします。親子と言えば私は両親とはうまく付き合ったし、子供たちとも割りとうまく付き合っていると思っています。父親は子供の頃は煙たい存在でしたが、命令されたり束縛されたりすることもなかったので特に不満はなかったと思います。いや、どちらかと言うと私が「いい子」にしていたのかも知れません。母親は今では優しくしてくれた記憶しか残っていないです。ただ私が高校時代

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日野曳山祭り

日野曳山祭り

滋賀県の日野祭は毎年5月2日、3日に行われるお祭りで800年以上の歴史があるそうです。季節外れですが、今回は前に描いた絵の再登場です。おじさんたちの頭髪に苦労しました。

前にも書いたかも知れませんが、日野は商人の町でここから関東へといろいろなものを売りにいったのですね。東京の日野市は嘘か真か日野商人が住み着いて作った町みたいです。

日野は春売り荷背負ひて中山道(はる:三春)日野商人は関西の品物

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絵手紙 スケッチ画風

絵手紙 スケッチ画風

今日は京都市内も14センチの雪でした。昼間も降っている雪を見ていると雪国の人には申し訳無いですが楽しくなる私です。

今回は絵手紙と言うより初めてのスケッチ画風です。前に投稿した水彩画を見てスケッチしたのですが、まだまだ描きすぎていますね。いや逆に背景など描けていない所もあります。今回は濃いめの線は細字マジックで描き、それ以外の線は家にあったボールペンで描きました。なるべく色はひと塗りにしたいので

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飛行機

飛行機

私は人生の中で何時間飛行機の中で過ごしたのだろう?飛行機に乗っていた期間は33年くらいです。年に20回は飛行機で往復しました。1往復2000キロ4時間と仮定して2640時間つまり私は今までに110日間飛行機の中にいた計算になります。ずいぶん飛行機に乗った気がしていましたが、4ヶ月弱、入院した程度なんですね。これからの人生でそのくらいの入院なら普通にありそうな気もします。

水彩画は呉のミュージアム

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ふくら雀

ふくら雀

ふくら雀って寒い冬に自分で空気を身体中に取り込みマイ・ダウン・コートにしているのですね。私の描いたふくら雀はそんなに膨れていませんが。。。

ふくら雀は喜字で福来雀とか福良雀と書くそうです。このおめでたい字に変えることは昔からよくありました。比叡山はもともと日枝山と呼ばれていたそうです。比叡の叡は「聡明なこと」「天子の行いに敬意を払うこと」という意味で延暦寺が建立されると比叡山に変わっています。

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水彩画練習 食堂

水彩画練習 食堂

スケッチ画に向けて削ぎ落とす練習です。結局、背景は余り好きではない「ほかし」になってしまいました。色を付けたあとティッシュペーパーで色を落とす技術を習得したので、早速食堂の緑のヒサシで採用、やや薄過ぎたかも。まだまだ全体にコテコテ感がありますが、少しずつスケッチ画に近づいています。

さて俳句は何にしましょうか?この絵から食堂がらみで詠んでみます。

ガード下サンマ定食貪りぬ(さんま:三秋)学生時

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