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急なお休みに最高の選択肢 ~日本海を渡るフェリー旅のススメ~ 前編

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人類の敵スギ花粉吹きすさぶ2月。木曜日のある日。
土日の休日出勤を終えてそのまま平日勤務に突入し朦朧とする私に突如として業務命令が下った。
「急ですいませんが明日は代休取得して下さい」 
折しも直近に3連休を控えた木曜日の夕方、旅行プランを数時間の弾丸で仕上げるミッションが始まったのであった・・・

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 はじめましてきりやです。何気にnote初投稿。
 タイトルですでにネタバレしてますが、先日の旅行で使ったとある交通機関が最高だったので布教のため駄文を製造する断固たる決意を固めました。
 長文ですが、旅行好きがどんな思考で何を重視しながら旅行プランを組み立てているのかわかりやすい文章になるよう配慮しつつ執筆しました。お暇があれば読んでみてください。時間を返せ!このやろー!とはならないと思います。では・・・


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 2月・・・私の花粉症は環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)の観測値が10個(m3)を超えたあたりで反応し始める。この頃すでに耐え難い目のかゆみや頭痛、微熱などの症状を呈しつつあった。この時期に急なお休みが降ってきたら皆さんはどうするだろうか?(ゆっくりヴォイス)

答えはひとつ!可能な限り北へ逃げる!


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 さて・・・方針は決した。後は思いつく限りの選択肢から手配が可能な組み合わせを模索し、予約をし、代金を支払い、そして出発するだけである。

 しかし、これが思った以上に困難な道のりだったのである・・・格安移動agoda楽天トラベルdトラベルバスブックマーク高速バスドットコムSkyscannerを複数タブで同時に開きながら、さらにGoogle Mapsを開き、寝不足で花粉症で連勤で空腹でボーっとする頭を振り絞りウンウンうなりながら、旅程の検討を始めたのであった。

(実は大困難が予想できたので代休の日付を聞いた瞬間に「別の日にしてください!!!」と主張しましたが労務管理の都合上ダメでした)

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★今回の旅の前提条件★

①北へ行く -とにかく花粉から逃げたい。
②船に乗る -大きければ大きいほどよい。
③予算は少なめ -突然の休暇に支出できる予算は残念ながら限られている。
④時間を最大限活用する -なるべく夜間は睡眠しつつ移動にもあてる。
⑤連休をまるまる消費しない -海の彼方へ行くときは予備日を設けよう★

さて上のような条件をぼんやり考えつつ最初に思いついたのは・・・

★夜行バスで仙台へ行く案
 これは夜行バスが比較的安価に取れて手軽だったが、せっかく連休になるのにこじんまりとしているし②船にも乗れないので脳内MAGIの討議の結果・・・却下(宮城県民のみな、ごめん)。
 仙台には祖母宅があるのでいつでも行けるのだ。

つぎに思いついたのは・・・

★大洗⇔苫小牧を結ぶ商船三井フェリーを使う案
 なんと1万円(+260円税込)で東京→大洗・苫小牧→札幌間のバス移動もセットになっている「パシフィックストーリー」というパックプランが提供されている。
 当初最有力の案だった。しかし、お休み判明が木曜の夕方だったことから翌日19:45大洗発の夕方便しか選択肢が無く、札幌への到着が土曜日の夕方(16時くらい?)になってしまう。④の条件を満たすには1泊して日曜には現地を出なければならず滞在時間が短いし、明日の出発前に茨城で時間をつぶすにしても1月に訪問済み(以下tweetご参照あれ)で目新しさも薄い。ではパックプランをあきらめて当日深夜便はどうか?
今度は予算超過となってしまう。我が国は決して豊かではないのだ。
 ・・・残念ながら却下となった。

次の案は・・・

★夜行バスで青森へ行き、さらに青函フェリーで函館へ向かう案

 これは日本のフェリー航路図を思い出していたらひらめいた案で、我ながら天才!とその瞬間は思ったものである。(ちなみリンク先には青函フェリーは載っていない)
 急いでバスを検索し、3列シートが残り1席、決済直前までページを進めて青函フェリーの時刻を確認、よし行ける!明日の午後には「いざ函館」じゃ!決済ボタンを押す!デデーン!エラー・・・売り切れた😭
 そう・・・直前の旅の手配はこれが怖いのである。前日の夕方ともなれば、多くの便が満席か残り数席。検討している間に売り切れるのだ。直接青森へ向かうのを断念して弘前経由も検討したが時間が合わない。日没間際に函館へ到着するのは遅いのである。
 仕方ないので方針転換、派生して八戸から苫小牧へ向かうフェリーがあったはず・・・お、バスがあるじゃないか。よし!・・・ん・・・4列か・・・(ここで心が折れた💀)  

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あわれ万策つきた私は狼狽して家族LINEグループに連絡することにした。

わたし「我得了明日休暇突然。如何週末家族的予定?」

母「必着新潟明日午前。」

わたし「好」

 こうして新潟行きの夜行バスを確保した私は浮かれたディズニー帰りのゲストたちに混じって一路関越道を北へ向かうのであった。 

さて・・・あまりにも長くなった(3000文字以上・・・)のでここまでを前編とします。後編へ続く…!

(2020年末、追記)
ここまで読んでくださったそこのあなた。駄文にお付き合いいただきありがとうございます。そう、そうなんです。続きはありません。コロナは全てを変えてしまった…情勢が落ち着くまでは旅行系はしばらく書かない予定です。後編はいつ書けるのか!?お楽しみに

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