京都西陣・お気楽着物コーデ(20200821) ~この夏一番暑かった日のコーデ~
こんにちは、京都西陣のkiritsuboです。まずはコーデのご紹介。
コーデの詳細はあとに書いてます。
1.2020年8月21日の着物コーデ。
2.当日の天気
最高気温 38.8度、最低気温 28度
暑いっ!!いや、熱い~っ!!!
尋常ではない暑さ!
きっと瞬間では39度いってたと思います。
でも着物、着て行きました!
我ながら根性ある~ww
しかし、お盆も済んだ8月後半、
だいぶお日さんの光が入る角度が低くなってきたように思いませんか?
こころなしか日光の色も濃くなってきたような。
3.着物
ぶら下がりの浴衣です。ホントは子どものために買うたんですが、この色は年を選ばへんので便利ですね!
購入先は在りし日のichi-man-ben さん。
三条通の鉾町に近いところにあったんですが、今はもうありません。
良いところがなくなっていくのは寂しい…
素材は浴衣なので木綿です。サラッとしてますね。
最近は浴衣を昼に着てても違和感なくなってきましたね。
昔は「昼間から浴衣着て!」て言われたんですよ。
もともとお風呂上がりに着るもんですからね。
でも38度超えたら無理したらあきません!
丈は既製品のMサイズなので、161㎝の私はちょうどです。
色は紺、紺地に白のドットとお花模様。
やや紫寄りの紺。典型的な浴衣の色です。この写真はちょっと明るく写ってますね。もう少し落ち着いた色合いです。
柄は私の年代(50代)では少し派手かもしれません。さっきも書きましたが、子ども用に買うたもんで。でももうよろしやん。年がどうとか派手とか考えるのめんどくさなってきました。
4.帯
羅(ら)という種類です。
見た目スカスカなのが羅です。糸が抜けたんとちゃうか、と思うくらい何にもありませんねw これは着付けの先生から買いました。
羅は2種類だけ持ってます。
何回も言いますが、「スカスカ」なので熱がこもりません。
暑いときのお助けアイテムです。これはまださすがに5月6月は早いです。
もうこの帯が暑かったら、何にも締められへんと思いますよ♪
色は濃い目のベージュ。そこにまっすぐ2本、紺の筋が入ってます。
前の部分は半分に折るので1本しか見えません。
羅は軽いのでホンマ楽です♪
夏に着ることがある人は1本持っておくといいですよ。
5.帯揚げ
絽の帯揚げなので縞模様があります。
今回も白にしました。ただただ涼しそうに見せたいため!
前回と同じものですが、下の「8.コーデの工夫」のところで比べていますので見てくださいね。
6.帯締
主人の父が麻糸で組んだ紐を帯締にしてみました。
色は柄なしのソフトな白。
白でも生成りに近いので浮くことなく、
でもしっかり白さを添えてくれます。
組み方は四つ打(よつうち)。前回と同じです。
7.下着
肌襦袢と絽の半襦袢(ポリ)。
今回はあんまり暑いので半襦袢にしました。
下半分はありません。
下は肌襦袢があったら足は透けて見えませんし、裾除けはいらんと思います。もともと浴衣ですし、肌襦袢しか着ませんからね。
今回は足袋を履きたいので、衿を付けるために着物のように着てみました。
もっと小さな「うそつき襦袢」ていうのがあるんですが、買ったはずやのにどこ探してもなかったので…(泣)
ただし、着物や浴衣が絽の場合は、ほんまスケスケなのでやっぱりちゃんとしてないといやらしいなぁと思うのです。若い人は色っぽくていいかもしれんけど、その線引きの微妙なところが難しいんでねぇ… やりすぎると品がなくなるし。。まぁ「人の勝手や!」て言われたら何にもよう言いませんがww
補正はいつものようにウエストと胸周り。
暑くても私はやります。
汗を取ってくれて、かえって楽です。
8.コーデの工夫
浴衣にも羅の帯は合います。
この帯は模様が筋だけなので、そこに沿って帯締を締めてみました。
模様が際立って、遠くから見ると面白いです。
この間の帯締、帯揚げと一緒ですが、着物と帯が変わると随分違った印象になりますよ。
左は目立たないように使ったし、右は目立つように使いました。
目立つようにするとキリっとするんです。
9.全体の感じ
あ、顔は隠れてますが「おすまし」しております。
ラジオのポッドキャストのところに全体の写真がありますので、よろしかったらどうぞ。
ポッドキャストは、3カ月で消えます(と聞いてます)。
https://radiomix.kyoto/episodes/episodes-20815/
この日のテーマは「地蔵盆」。
今年の地蔵盆は、結局お寺さんのお参りと子どもらへのお菓子配りで終わりました。まぁそやけどお参りは地蔵盆の本義で、それによって「地蔵盆を何のためにやってるか」を思い起こさせたと思うのですが、明治時代にも受難の時期がありました。今やったら絶対中止しやへんものまでやったらあかんと。そんなトリビア的なお話してます。
10.全部の価格は?
着物 :3000円
帯 :8,000円
帯揚げ:約500円(3枚2000円以下)
帯締 :0円
合計 :約11,500円
羅の帯がやや高いですね。織り方も独特で、アンティークでももっと高いものはいっぱいあります。
私は足袋を履こうと思って、それに合わせるために半衿をつけました。年がいってくると足を見せたない、あんまり露出したないと思うようになって、着物風に着ることにしています。いろいろ考えるお年頃です♪
コーデの参考になりますように。
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