かわいい子には旅させよ
こんにちは。きりんアフタースクールの粕谷です。
先週の5,6日と1,2年生の子どもたちとキャンプに行ってきました。
コロナ渦ではありますが、目的地がきりんランド(=自由に使える場所を保有しています)であったため、コロナ対策を行った上で開催することができました。
2年ぶりのキャンプでしたが、非常に楽しい機会になりました。家族以外のお友達と一夜を共にする機会はなかなかないため良い体験になったのではないかと思います。
私自身もいくつか気づきがあったのでここに記しておきます。
キャンプの醍醐味
まず、そもそもキャンプはなぜ良い体験なのかを先に書いておきます。
①非日常の体験
川や山などの自然で過ごすため、空気や雰囲気などいつもとは違う雰囲気を感じることができます。
②親元を離れて過ごす経験
特に昨年はコロナの影響で幼稚園でもお泊りなどが控えれられてきたことも影響しており、親と離れることに不安を感じるお子様も多いように感じました。子どもによっては崖から落とされる思いの子もいたでしょう。でもその経験が大事ですね。自立への第一歩です。
③新しい体験との出会い
野外体験ならではの初体験もたくさんあります。今回であれば、山にいる新しい虫探しや、川下りなど子どもたちにとってワクワクする初体験がたくさんありました。
キャンプを始めとする野外体験は生きる力を育む!
今回の私の気づきは大きく2点です。
①非日常を一緒に体験すると子どものコミュニケーションが容易になる
近年は一人っ子が多いため、人間関係構築や思いやりに課題を感じているご家庭が多いようです。今回もこんなエピソードがありました。A君はアフタースクールには通っておらず、今回のキャンプだけ参加している子で、普段からあまりお友達とコミュニケーションを取ることが得意ではなさそうな子でした。そんなA君が、途中私にこんなことを言ってきました。
「先生、誰も僕と遊んでくれません」
「先生、この遊びは僕には合わないと思います。」
なかなか驚くような発言でしたが、現代においては割と多いような気がします。生きる力が不足しているタイプのお子さんですね。
でも、そんなA君も数時間もすれば、みんなと積極的に虫取りをしたり、川で遊べるようになっていました。
要は他者と外で遊ぶ経験が足りていないだけなんですね。
当然なのかもしれませんが、時間を共にする時間が長ければ人間関係は互いに強くなります。まして、今回のような非日常の体験であればなおさらです。普段、人と話すことがそれほど得意でなくても一緒に夢中になることをやっていると自然と仲良くなるものですね。
だからこそ、今回のような野外体験はその課題解決に大いに役立つようです。
②野外体験は成功体験の宝庫である
毎年のことですが、特に初体験の子ほどキャンプを機に人として強くなるなと感じます。ちょっぴり大人になった気分なのかもしれません。親がいなくても一夜を過ごせた、初めての体験も自分でできた、知らないお友達とも仲良くなれたなど、成功体験がしやすい環境が野外体験にはあります。
以上、キャンプに行った感想と気づきでした。
今回は野外体験は生きる力を育むこと、一人っ子家庭の増加や、体験不足の家庭の増加が影響する現代において、よりその重要性が高まっていることを書いてみました。
なかなか我が子を外に出すことに不安を感じるご家庭も多いかと思いますが、チャンスがあればぜひ野外体験にチャレンジさせてみてください。
私たちもこういう機会を改めてご提供していきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?