個の時代でも欠かせない「協調性」とは?
こんにちは。粕谷です。
今週は非認知能力シリーズ第4弾。
協調性について書きます。
協調性とは仲良くすることではありません。同じゴールを達成するために、意見や立場が異なる人と助け合ったり、譲り合ったりすることを言います。
仮に仲の良くない人であっても同じゴールを目指して手を取り合うことも一つの協調性の形です。
現代では意図的に身につける環境を用意する必要がある
協調性を身につけるためにはいくつか姿勢面を身につけられる環境を用意する必要があります。
なぜなら、昔であれば学校帰りに遊ぶことが多くありました。その中で、自然と身につくことが多かったのですが、現代は放課後の時間に公園で遊ぶといったことがなかなかできません。時代は変わりましたね。
「環境要因」と「人と関わる時間が減っている」ことが要因になっているように思います。
現代においては、意図的に環境、時間を用意する必要があるのです。
協調性がどうして大事なのか?
今後は人と協働することで可能性がより広がっていきます。
現代は個の時代とも言われることもありますが、多くの人が一人で生きていくわけではありません。
むしろ個人の力が強まるほど誰かと協働することがより重要になると思います。「自分はこれが強みなんだけど、ここは弱いから誰か助けて」と協力を仰ぐこと。
協力者も同様にお互いの強みを補完し合う、そんな関係ができたらより良いものが生まれると思います。
だからこそ、個人の力を磨きつつ、人と協調できる力を、思考が柔軟な幼少期に身につけておくことが賢いやり方ではないでしょうか。
大人になってから協調性を育むのはなかなか苦労するものです。
グローバルでの協調性も同時に求められる
現代の子どもたちにはグローバルでの協調性が求められます。
海外の人と接する時間をさらに増えるからです。それは海外に行くだけでなく、日本で学び、労働する外国人がより増えるからです。
身近なところでいうと、きりんアフタースクールの中でも外国人の先生と一緒に協働する機会は割と日常です。
異なる考えや文化背景を持っ人々への理解がより求められます。
とはいえ、幼少期から外国人と触れましょうということではなく、普段から身近にいる考えの違う友人やクラスメイトなどと話す機会を作ったり、お互いに協力する経験を積むことが後々に活きてくると思っています。
協調性を身につけるためになにが必要なのか?
協調性の要素を分解すると以下の3つになると思っています。
①コミュニケーション力
主に聞く力、伝える力です。相手の話を聞いて共感することや、聞こうとする姿勢、伝える努力など。
姿勢面とスキル面の両面を一定のトレーニングで養っていけるといいですね。
②対人ストレス
さきほどのコミュニケーション能力を支えるのが対人ストレスです。さまざまな相手に合わせるためには、それなりのストレスがかかります。
大人でもよくあることですね。このストレス耐性を幼少期に作り、ゴールの達成のために誰とでも付き合える姿勢を身につけておけると理想的です。
③自己コントロール
相手に合わせるためには、時として自分の感情を抑えることも必要なことがあります。
自分だけの行動、意見では前に進まないからです。スポーツなら力を加減する、意見の相違なら譲るといった行為を自然できるようにしたいですね。
ここまで「協調性」について書いていきました。
抽象的な内容ではありますが、具体的にどんなことを行っていくかを今後ここにも書いていきますのでご期待ください!
それではまた!
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