見出し画像

「男はつらいよ」を観てコーチングセッションを想う

昨夜観た「男はつらいよ 柴又慕情」がすこぶる面白かった!!

画像1

昔々観て以来、改めて観直してみて、

〝こんなに完成度の高い映画だったのか!〟

と感動し、時間が経った今でも興奮が覚め切らない。

内容に関しては自分が書くまでもなく〝素晴らしい!〟の一言だが、
それより何より、
全てが〝絶妙にコントロールされた自然〟で作り上げられてて、
その素晴らしさに何よりも感動させられた!

そしてキャスティングの素晴らしさ!
細部の配役にまで無意味はなく、
ちゃんとその役割と存在の意味を現わしていた。

この映画は寅次郎が絶対的な主軸なのは間違いない。
が、改めて見直すと、
周りの役も負けず劣らずしっかりした軸としてそこに立っている。
だから主軸との共鳴が絶妙な相乗効果を生み出せている。
そこに役者以外の要素もしっかりとした軸となり加わるから、
軸の総和の作品は強固な基礎を築け、
何年何年も変わることなく立ち続けられているんだろう。

今回、なんとなく観始めただけのこの作品だったが、
改めてとてもとても大切なことを教わった。

そして思ったのが、コーチングにおける自然な会話の流れの大切さ。
セッションは〝対話〟というニュアンスで行われるのが主なんだろうが、
クライアントの内から本当の思いや想いを引き出すには、
そっと相手に寄り添い受け入れながら行う〝受話〟が適しているんじゃないだろうか。
セッションだから、どうしても会話は不自然になりがちになる。
それは、会話をしようとするから不自然な会話になるんだろう。
先ずは寅次郎の言葉をちゃんと受け入れるさくらの言葉はとても自然で、
無理に会話をしようとしていなかった。
だから寅次郎も心を開き自分の言葉をさくらに向けられる。

なんとなく観た映画の中に、
コーチングセッションの理想の姿の一つを観た。

kGCS桐本拓哉ページ
https://www.ginza-coach.com/coaches/view.cgi?username=1909AO2247



最後まで読んでもらえてありがとうございます。今後もサポートして頂けたら、とても嬉しいです。宜しくお願いします。