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kirikoの童話「まがったおへそ」

みなさん、こんにちは。kirikoの童話へようこそ。

今回のお話は「まがったおへそ」です。

みなさんはおへそをまげたことはありますか?

わたしは子供のころはよくおへそをまげていました。

そして、この童話を書くきっかけになったのは

おへそをまげたわたしに母親から「おへそはどこへいったの?」

「お月様へいったの?」とよくいわれたました。

おこって、おへそをまげてるはずなのに、わたしは母親からそういわれて、

「うん」とうなずいていました。

おこっているのに素直ですよね。

母親はそれをみて笑ってましたが、子供だったので、どうして笑っていたの

かの意味までは分かりませんでした。

今ではいい思い出です。

主人公のしゅんたはわたしそのものかもしれません。

では、お話をお楽しみくださいね。😊
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しゅん太はお母さんにしかられてしまいました。
それは、出したおもちゃや本をかたづけなかったからでした。
今日はどうやらおへそが曲がったらしく、かたづけるどころか、ちらかしたおもちゃや本をさらにちらかしたので、お母さんはいいました。
「いらないならすてるわよ!」
お母さんがおこってそういうと、
おへそが曲がったしゅん太は、まけずにいいました。
「いいよ!」
いつもならごめんなさいをいうしゅん太がそういったので、
「しゅんたのおへそは曲がってるね!」
お母さんはあきれてそういいました。
「おへそなんか曲がったりしないよ! そんなの見たことないもんね。べーっ!」
しゅん太はお母さんにしたを出すと自分のへやからお母さんをおい出してしまいました。
すると、どこからかおこった声が聞こえて来ました。
「おい、おれ様を曲げのはお前だな!」
どこから声が聞こえてくるのか分からず、しゅん太はへやをぐるぐると見ましたがだれもいません。
「だれ?」
こわくなったしゅん太はへやにむかって聞きました。
「おい、どこを見てるんだ。おれ様はここだ。シャツをめくってみろ。」
しゅん太はおそるおそるシャツをめくりました。
すると、おなかのまん中にあったはずのおへそが少し左にありました。
「え? ぼ、ぼくのおへそが曲がってる!」
しゅん太は本当におへそが曲がっていたのでおどろいてしまいました。

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