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【読書備忘録】「毛細血管を増やして不調をなくす暮らし方 」(根来秀行 著)


「鍛錬する」という言葉にはゴールに向け努力をしていくストイックなイメージがありますが

私の性格としてはそのゴールが魅力的だと感じればその努力は決して苦しいものではなく、
むしろ楽しい過程になったりもします。

HSS型HSP気質の人の特徴のひとつらしいです。

以前「NHKのど自慢に出場する!」という目標を掲げた私は
仕事終わりにカラオケボックスに一人で入り
出場曲の歌いだし1分だけを何百回と練習をしたことがありました。

それは「鍛錬」の道程でしたが
全く苦しいことなんかではなく、実に楽しい時期でした。

ちなみに知人にそれを話したら

「のど自慢に出るだけでも勘弁なのに、そんなに練習もするなんて金を積まれても嫌だ。おまえは馬鹿か。」

と完全拒否されました。


さて、毛細血管。

冷え症を改善するための鍛錬としてこれまで筋トレはやってきましたが、
それだけでは解決には至らないだろうという感覚を以前から持ってました。

末端冷え症はその「末端」に血流が行き届かないことが原因なので、
せっかく筋肉を増やして体が熱を発生させても血流が、熱が行き渡ってくれないんじゃなかろうか?

体の中央ばかりが熱を持ち、先端は冷たいという熱の偏在が起こってしまうだけになってしまうのではないだろうか?

そこで血を体の隅々まで行き渡らせるための道である血管が、
冷え症改善の大きなキーポイントになるんじゃないかとは以前からかねがね感じていました。

しかし末端の血管の働きを改善するための「鍛錬」があるとするならば
それは何なのかは不明なままでした。

そんなことを考えているときに出会ったのがこの本。

本著によると血管を鍛えるためのポイントは3つ

①血流をよくする
②血管を緩める
③血管をゆるめたままキープする(特に夜)

「毛細血管を増やして不調をなくす暮らし方 」(根来秀行 著)


なるほど、なるほど。

そして私が個人的に最も面白いと思った情報が下記の点。
これをもし積極的にできれば毛細血管の道を大きくして血流をもっと流動的にできるはずという希望になりました。


毛細血管の細胞から生み出される一酸化窒素は血管壁を拡張させるように働きます。
すると血圧が下がり、血流の抵抗が減少して血管への負担が減る。
さらに一酸化窒素が血液中に放出されると、血栓ができにくくなる効果がある。

「毛細血管を増やして不調をなくす暮らし方 」(根来秀行 著)

「血管壁を拡張」・・・・
なんと魅力的なフレーズ。

足先の血管壁が拡張されれば体の中央で作られた血液が淀むことなく流れ込みポカポカになることでしょう。

本著作にはこれらの情報をもとに
日ごろの生活の中でどのような意識と行動がとれるかを細かく提案してくれています。
「毛細血管」を意識する生活、いけそうです。

本著は私のこれからの脱・末端冷え症と付き合い方の大きな助けになると感じました。

すばらしい本をありがとうございます。

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