祖母の家を片付ける【未解決 火鉢】
こんにちは。
築70年になる祖母の家を片付ける作業を母と一緒に進めています。
古い大きな木で組まれた美しい家で、住んでいた人の生活が染みついたような家が私は大好きでした。
今回はそんな片付けの中で見つけた大きな火鉢のお話。
とても対応に迷った、火鉢です。
※日記や写真を見返してまとめています。
初めてみた、火鉢
火鉢を初めて見ました。
一番奥の開かずの間の奥に見える謎のもの。
(他にも数多謎のものがるのはいったん置いておく)
火鉢でした。
初めて見ました、火鉢。
重たくて、上から下ろすのを一旦躊躇してしまいました。
昔、暖房がなかった時代は、火鉢に炭を入れて暖をとっていたそうです。
広い祖母の家から、幾つも火鉢が出てきました。
今でこそ、炭はBBQの時くらいしか買わないですが、鬼滅で炭治郎が炭を売っていた時代は、こういう需要があったからなんでしょうか。
こう考えると、昭和の技術の進歩って素晴らしいですね。感謝感謝です。
金火鉢と陶器火鉢
我が家にあったのは、金火鉢と陶器火鉢の2種類でした。
金火鉢
陶器の火鉢
火鉢にしてもこのほか、木製火鉢やいろんな形状があって面白いですね。
火鉢の活用方法
さて、この美しい火鉢をどうするべきか。
陶器、金属と種類はありますが、そこに穴が空いていない大きな桶のようなものです。
穴がないので植木鉢に使うのも難しい。
かといって処分をしてしまうにはなんだか惜しい。
何に使えば、どう使えば、保管スペース問題など…
だれか、火鉢のリメイク方法を教えて!
教えてGoogle先生!!
なんでも出てくるGoogle先生。
先人が既に悩んでくれているので本当にインターネットはすごいですね。
ふむ、色々あるんだなあ。
どうしたものかと一旦押し入れに入れて一時保管。
宮野古民家自然園でみる火鉢
火鉢について答えがわからないまま、
目黒線の洗足駅にある「宮野古民家自然園」さんにお邪魔してきました。
宮野古民家自然園には、およそ230年前に建てられた平家建て132平米の古民家が保存されています。(目黒区指定有形文化財に登録されています)
改築や増築をしつつ、ついこの前まで実際に一族の方が住まわれていたそうですが、現在は自然園としてお茶室や日本庭園含めたお家を一般公開してくれております。
目黒の昔からの暮らしの風景を一族のかたが大切に残されていたため、近代農村史の重要な史料になると評価されているそうです。
入園料はなんと200円!安い!
築70年の祖母の家ではまだまだ追いつけない大先輩の家を見学しようとお家の中を案内していただきました。
豊かな自然に囲まれた美しいお家です。
きっとお家ができた頃は、周りも同じような風景だったのでしょう。
今では、都市となって周りには綺麗なお家が立ち並んでおりますが、その中で原風景を維持して230年も繋げてきた一族の方、本当に素晴らしいと思います。
お部屋の復元図の間取りが祖母の家と似ていたので、農民の家の作りは長年大きく変わらなかったのかなと思いました。
母家の屋根は茅葺屋根だったそうですが、前当主さんの時代に銅板ぶきにしております。(実際住んでいたので寒さとか維持メンテナンスの事情があったのかな?)
部屋の中から茅葺の作りが見えるように、一部天井板を外してくれております。
部屋の今にあたる部分に鎮座していた火鉢は、ご先祖様が作成されたもので立派な木製火鉢でした。
ずんぐりとした火鉢は家のおへそのようなだと思いました。
寒い日は、おへそを囲んで家族の団欒があったのでしょうか。
火鉢に付喪神がいるとしてその目に染み付いている思い出は、暖かい団欒の景色かもしれません。
火鉢のリメイク方法
家族の団欒、が火鉢のキーワードだと思いましたが、んー難しいなあ。どうしようかな。
結局決めることができず、しばらく情報収集に勤しもうと思います。どういうふうにするのか決めたら、再度更新します。
どなたか火鉢のリメイクをされた方がいらっしゃいましたら情報いただけると大変ありがたいです。
▼祖母の家の片付け記録はマガジンにまとめております。
精進いたします。
切り絵作家 ひら子
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