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あめ【3/1000*絵本】

梅雨真っ最中。その名もズバリ「あめ」というタイトルで選んだ作品です。

「あめ」イブ・スパング・オルセン (著) ひだに れいこ (翻訳)

【あらすじと内容】
あるあめのひのことです。シャロッテがまどのそとをみていると、おおきなあまつぶがふたつ、いえのなかにとびこんできました。「やあ、ぼくはあまつぶのバラバラ」「おいらはボトボト」「ぼくたちが、どうやってここまできたのか、おしえてあげる」。こうして、バラバラとボトボトのふしぎなぼうけんのおはなしがはじまります。
「国際アンデルセン賞」の絵本作家、「つきのぼうや」で知られるオルセンの名作が初邦訳!

【感想】
絵はペンと色鉛筆、水彩をミックスして描いてある感じ。フォントもゴシック系の少し個性もあるけれど、何フォントかまではわからない。

雨粒のふたりの男の子が、雨になるメカニズムや雨のいろんな種類(雷、ひょうetc…)をまるで冒険のように解説してくれるのがたのしい。

梅雨時や雨がいっぱい降ると若干うんざりしてしまう日常も、雨粒の男の子や仲間たちがおしゃべりして降ってきてるんじゃないと考えると、少したのしい気分に転換できそう。

そして雨上がりの表現のところで、葉っぱのうえのきらきらした宝石ってところは、確かに!素敵な瞬間だよな〜とあらためて気づかされました。写真に撮りたくなる瞬間、今度撮ってみたい。この時期の紫陽花と雨は、ベストショットですしね〜。

雨の憂鬱の視点をかえてくれるやさしい絵本でした。

【絵本のキーワード】
雨 知識 科学 ほっこり 天気 やさしい いい方向に転換

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雨の降りかたの擬音語の表現で、わたしは降り始めのすごい細い雨のことを「雨がピリピリしてる」って言います。この表現を使うかどうか?を、以前FacebookやTwitterで聞いてみたんですが、播磨地域でも使う人はわずか。あと宝塚と京都府丹波地方のひとも使ってました。地域性であるのかもっと知りたいところです。

《わたしの雨の表現》
ピリピリ】糸のように極端に細い雨、針のようなイメージ
      雨のいちばん降り始め
ポツポツ、パラパラ】雨粒が少し玉になっている、まばらに降ってる
ザーザー、ジャージャー】かなり強い雨降り

雨がピリピリしてる」を使う人いますか??

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