死んだらどうしたい?「このあと どうしちゃおう」 【133/1000*絵本】
やっと借りてきたヨシタケシンスケさん絵本。
「このあと どうしちゃおう」ヨシタケ シンスケ (著)
【内容】
発想えほん第3弾!ヨシタケシンスケが「死」をテーマに挑む。おじいちゃんは、しぬのがこわかったのかな?たのしみだったのかな?しんだおじいちゃんのノートをひらいてみると・・・。しんだらどうなる?どうしたい?しんだあとのこと、生きてる間に考えてみよう。
【感想】
クスッと笑えつつも「死」と「生」について考えさせられる絵本。ヨシタケさんワールド全開でたのしめます。とにかく絵がほのぼので脱力系。シュッとしていない人物の表情や体型や行動に共感が持てる。
ヨシタケさんの絵本は、絵を見ながらいろんなシーンを想像できるところが特徴で、豊かな表情や、なぜ今ココに出てきたんだろうモノやアイデアなど、細部までいろいろ眺めてしまう。
孫のボクちゃんがおじいちゃんがつけていた絵と文字の終活ノートを見ながら、死んだらどんな世界なんだろう??と想像を巡らす。死んだらまずゆうれいセンターに。そして神さまがいろんな相談に乗ってくれたり文句を言ったりできたりもするのですが、神さまもちょっと俗人ぽくって笑えます。天国や地獄での暮らしの想像も。マジ地獄には行きたくねー。。。天国に行く時の格好は思いっきり山登りじゃんと突っ込んでしまいました。
人間が死んだら生まれ変われるのか??などにも言及していきます。生まれ変われるのなら、私は何になりたいだろう??
おじいちゃんの死に対する想像は、わりかしあっけらかんと楽しい雰囲気も持っているのだけど、反面、死についての怖さやさみしさもあったのかもという親子の会話と想像にはグッとくるものがありました。
実際わたしは死んだらなんてまだ考えたこともないんだけど、そろそろ終活については真剣に取り組んでいかないといけないかなとも思いはじめたりすることもあります。昨年、樹木希林さんの考え方や行動に影響を受けたのに、全然着手できてないなぁ(周りにまだ若いのに既に終活の準備をはじめた方もいたりする)。独り者の運命というか、マジで。
おじいちゃんの終活ノートから、ボクちゃんは現在についてのノートをつけはじめる。いろんなことへの疑問とやわらかな視点を持ちながら、ノートに綴っていくことって、自分を見直すことにもなるので実践するといいんだろうな。わたしもわかっちゃいる。「メモの魔力」に影響を受けたのにもかかわらず、全然手帳が続かない私は、今回の絵本を読みつつまた反省w。
すぐに死ぬのは困るけれど、毎日を精一杯生きていきたい。
【絵本のキーワード】
生 死の世界 生まれ変わったら ユーモア 多角的視点
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絵本チャレンジでは、ヨシタケさんの絵本を堪能しようと思ってますー。ヨシタケさんの大器晩成の生きかたにもかなり勇気をもらってます(全然レベルも違うけど。。。)
12月には対談インタビューもありまーす。
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