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えのでん タンコロ 【16/1000*絵本】

フェイス陳列してあり「わー、チン電だ!」と、昨年秋に仲間の祝賀会をチンチン電車(阪堺電車)で開催したのを思い出し、素で勘違いして選んだ絵本。

「えのでん タンコロ」倉部 今日子 (著、イラスト)

【内容】
今日はおじいちゃんと藤沢駅からの江ノ電に乗りにきた、しょうちゃん。電車のなかで、おじいちゃんは子どものころに乗った1両の単行電車「タンコロ」のことを思い出し、夏の日の思い出を語りはじめましたー。
江ノ島電鉄にかつて走っていた1両編成の100形電車「タンコロ」を、昭和30年ごろの沿線風景とともに描いた絵本。海、山、川そして町の情景を、沿線に暮らす作者が、やさしくあたたかい絵で描きます。

【感想】
絵の線はボールペン、色は水彩で描かれている感じ。雑誌の挿絵のような懐かしい雰囲気がある。昔の藤沢のまちを鳥瞰図のように上から俯瞰した絵から物語ははじまる。全ページ見開きいっぱいに絵を展開してある。そして、えのでんを横から真っ二つに切った断面のページでは、電車の中の様子がわかる仕様になってる。説明書とかならよくある構図だけれど、絵本でもあると斬新ですね。

「タンコロ」の車両の少しコロンとしたフォルムがまたかわいい。絵本の特徴でやはり見開き全体に表現してあるのもポイント。

おじいさんと孫のおでかけで、おじいさんが昔の思い出を語るように物語は進む。昔の藤沢から鎌倉へとの線路沿いの懐かしい風景がたっぷりと描かれているので気持ちもおだやかになる。都会の喧騒を忘れたい、忙しい日常からワープしたいなど、のんびりしたい時に読むといいかも。

【絵本キーワード】
鎌倉 のんびり えのでん 郷愁 昔 懐かしい ほんわか レトロ 大人向き

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冒頭に書いたように、えのでんをチンチン電車(阪堺電車)と素で勘違いしてた。帰ってきて本を撮影してる時に間違いに気づく。。。

チン電宴会は、幹事団でお手伝いしたのだけど、めちゃおもしろかったですよ〜。お祝いの気持ちと宴会の雰囲気を盛り上げるために中吊り広告を工夫してみた。メインビジュアルは私では力不足なため、宴会前々日に仲間におねがいしたんだけど…。

宴会の冒頭、おもしろかった挨拶をご紹介。
「前回の祝賀会は凝りに凝りすぎましたが、今回は趣向は何もありません。これからも何かしら受賞がありそうなので、毎回凝ると息切れしちゃいます。なので、今回は「SDGs」つまり持続可能な宴会です」(笑)

趣向は本当になくて、ただただ飲んでおつまみをつまむ感じ。でも普通の居酒屋などで飲むのとぜんぜん違って、電車の中っていうだけでいつもと気分が変わり高揚感がありました。車窓から変わっていく景色を堪能できるのも楽しくて大人の遠足って感じ。唯一難点は、席の移動がままならないのと、酔いはまわるのは早め。後半、司会が酔いつぶれたため、ピンチヒッターのツアコンがまたおもしろく盛り上がりました。

話は変わり、えのでんと言えば思い出すのが、大好きだったドラマ「最後から二番目の恋」があります。鎌倉が舞台で、鎌倉暮らしの豊かさを存分に表現してあって、一度鎌倉に行ってみたいときっかけとなったひとつ。出演者のキャラクターもかなり個性的でおもしろかったなぁ。続編も放送されて全部観てたくらいお気に入りでした。

あまりにも人気だったため、ドラマ挿入歌で中井貴一と小泉今日子のデュエット曲も発売!

今観ても気分や年齢的にもドンピシャにハマりそうだし、楽しめると思う。

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