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装丁が好き。「これはすいへいせん」 【75/1000*絵本】

タイトルも素敵だけれど、谷川俊太郎さんだから選んだ絵本。

「これはすいへいせん」谷川 俊太郎(著)、tupera tupera(イラスト)

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【内容】
谷川俊太郎とtupera tuperaの初コラボレーション絵本!
“これはすいへいせん"から始まって、ページをめくるごとに、つぎの文がくっつき最後はとても長くなる、“つみあげうた"の言葉あそび絵本です。
谷川俊太郎さんの独特でリズムあふれる不思議な言葉に、tupera tuperaさんのクラシックでいて新しい、ユーモラスな絵が応えます。
絵本につけられたインデックスの仕掛けは、驚きがいっぱい!声にだして読むといっそう面白い、読み聞かせにぴったりの絵本です。
ブックデザインは、気鋭のデザイナー・岡田善敬さん。遊びゴコロいっぱいの装丁と造本を、ぜひ手に取ってお楽しみください。

【感想】
だいたい絵本を選ぶ時は、表紙のタイトルと絵の第一印象だけでぱっぱっと選ぶ。基本あまり著者を意識して見ていないんだけど、谷川俊太郎さんと目に入ってきたら選んじゃうよね。一瞬でイラストもタイトルも気になったから選んだんだけど、偶然イラストはtupera tuperaさん。もう3回目くらい選んでいるので、このあたりは完璧に個人的な好みだなぁ。それだけパッと見たイラストもシンプルだけど惹かれるものがあるんだと思う。

さて、内容は一文からどんどん追加される形式。同じ言葉を繰り返しつつ1行ずつ話が増えていく。イラストは切り絵っぽい手法。

で、毎回絵本で気になるところは、文字の入れ方なんだけど、今回は「水平線」がキーワードなので、最初のうちは水平線上に文字が並ぶ。表紙の「せん」のような感じ。そのうちにいろんな角度で並び出したりして、あくまでページの内容と連動していき、文字が配置されている。

文字(フォント)の種類もすごく素敵だ。表紙のタイトルにある明朝体の変形っぽい感じ。調べたらデザイナーの岡田さんが見つけた活版印刷の文字だそう。

少し仕掛け絵本的になっていて、ページをめくると左にインデックスのイラストがどんどん追加される。中身と連動した形のインデックス。振り返るときに便利かも。

リズム感ある言葉あそびなので、内容にあるように読み聞かせがいいと思う。

【絵本のキーワード】
言葉遊び 繰り返し 谷川俊太郎 仕掛け絵本 リズム感 読み聞かせ

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あまりにも文字とかが素敵だし、装丁の感じも好きなので調べてたら特設サイトがありました。絵本の作り方も紹介されているので、ぜひどうぞ!

素敵な1日のはじまりになりますように。



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