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「ゆうびんうさぎとしろくまサンタ」 【148/1000*絵本】

「ゆうびんうさぎとしろくまサンタ」木暮 正夫 (著), 黒井 健 (イラスト)

郵便局員のうさぎさんとサンタさんが出会ってクリスマスのプレゼントの配達をするとっても心温まるストーリー。

イラストもすごくやさしくって和みます。何よりも、誰ひとりとして悪者がいないというところがすごい。オオカミのかぶりくんが、「僕にはお父さんがいないからサンタさんが来ない」って、かわうそのちびたくんと少しだけ言い争うところがあるけれど、それはよくあるサンタさんを信じる信じない論争で、巷でもよくある光景です。

ちなみに私がサンタさんを信じていたのは、小学3年くらいまでだったような…。プレゼントに値札がついてたとかそんなので気づいた記憶があります。みなさんは何歳ごろまで信じてた?

あと、サンタさんは来る派、来ない派とかあるよね。子どもの欲しいものをあげる派、親のあげたいものをあげる派など、それぞれの家庭の家庭事情、教育方針なども関係してくるように思います。

さて、うさぎさんが、自分自身がサンタさんになってオオカミのかぶりくんにプレゼントを渡したらいいんだって考え行動するところがとてもやさしさを感じます。

そしてサンタの衣装を作ってもらおうと花屋のうさぎさんところに頼みにいくと、一つ返事で引き受けてくれ、届けてくれた時には、手ぶくろのプレゼントも渡してくれる。サンタさんになる側もプレゼントを貰えるって本当に相手に対しての思いやりですね。金額じゃなく、プレゼントを貰うと本当にうれしいものなんです。

この前の飲み会でも、サンタ格好をしてプレゼントをくれたのはサプライズで嬉しかったなー。私も別のお祝いの意味で持って行っていたので、交換みたいな感じになったけどw。

途中でしろくまのサンタさんがトナカイの腹痛でトラブルに巻き込まれていて困っているところに遭遇したうさぎさん。ひとまず病院を手配し、プレゼントをサンタさんと一緒に力を合わせて配ることに。郵便局のバイクで引っ張ると、なぜかソリが空に浮いて、あっという間にプレゼントを配り終える。

困った時はおたがいさま、力を合わせればなんとかなるみたいな感じで、無事にクリスマスの配達を完了させてめでたしめでたし。とても気持ちの良い絵本でした。

【絵本のキーワード】
サンタを信じる信じない やさしさ プレゼント 配達

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サンタさんを信じている年齢が気になりすぎたので、ググってみました。
2017年なので最新ではないけれど、たぶん今もそんなに変わらないんじゃないかしら。

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