見出し画像

「こまったクリスマス」 【156/1000*絵本】

相棒、チームの力があってこそのパフォーマンスが実現するというのは、現実でもサンタさんでも同じだなと考えさせられた絵本。

クリスマスのプレゼントが配る直前になって、「仕事やだよ」と逃げ出してしまった二匹のトナカイ。サンタさんの強い味方だったはずなのに、毎年クリスマスを忙しく過ごすことに疑問を抱いてしまったんだろう。

でもクリスマスにはプレゼントを配らないといけないので、サンタさんは急遽ピンチヒッターの動物たちに声をかけます。他の動物たちは快く引き受けてくれるけれど、いろんな街でちょっとしたトラブルも起こる。まぁ、ピンチヒッターだからね、最初からうまく行くのもむずかしいだろう。

なんとか配り終えて、サンタさんの家に着いたら、家の中でガチャガチャとしてキッチンが大変なことに。というのも、トナカイが反省して、みんなのためにごちそうを作ろうと悪戦苦闘している。そしてわりと失敗だらけの料理ができてるんだけど、疲れて帰ってきた動物たちとサンタさんには、とてもおいしく感じる。最後は、楽しいクリスマスのパーティーができて、みんなで楽しく過ごし、めでたしめでたし。

サンタさんとトナカイって相棒、チームの関係ですよね。会社、スポーツ、芸能界でもチームがうまくいかないとダメだなぁ〜と思うのです。今年は芸能界でも、闇営業などが話題になりました。特に2人で組んでいるところは、相方の不祥事で仕事が激減したりするわけで。今までメインを張ってない方が司会をしていると、頑張って!と思いながら番組を見てしまいます。

チームで仕事したりしている場合は、全て自分自身の個性を殺す必要はないと思うけれど、円滑に進むように気遣うやコミュニケーションをとるようにはしなくっちゃねと思ったり。

メインの人を引き立てる裏方や相棒がいてこそ活きるってことにも、視点を向けておきたいと思った絵本でした。

【絵本のキーワード】
サンタ トナカイ ボイコット 動物たちのピンチヒッター 反省 仲間

「こまったクリスマス」ラッセル ジョンソン (著), バーナデット ワッツ (イラスト), もき かずこ (翻訳)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?