感情に言葉を添える
例えば涙が出てくるとき、
さみしいね。
悔しいね。
悲しいね。
と、誰かが言葉を添えてくれるから、
さみしくて泣いた。
と整理がつきます。
もし、泣いていても誰も言葉を添えてくれなかったら、
泣くのは恥ずかしいこと
泣いても無駄
泣く自分は自分じゃない
と自分で結論づけるしかありません。
感情に名前をつけてもらう作業は、小さい頃からの積み重ねです。
無数の言葉かけという名付けを経て、情緒が安定した自分が出来上がります。
逆に、名付けをされず、放っておかれたり、否定されていけば、情緒が不安定で、自分がよく分からない状態が出来上がります。
不運にも後者の人生を歩んで来た方には、カウンセリングが必要です。
大人になってからでも、名付け体験を繰り返し、自分を育て直していくことができます。
あきらめずに続けていくと、思いもよらない花が咲き、実がつくこともあったりする。
不遇な過去は、希望のきっかけにもなりうる。
当ルームはこのような臨床観を大切にしたいと思っております。
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