網代幸介|STORY|DAY 6
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A HAPPY TEA-PARTY
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「おまえさん、今までどこにほっつき歩いてやがったんだい?」
「うるせいやい、どこにいこうとおれのかってじゃねえか!」
毎晩けんかばかりしているある夫婦がいました。言い合いになったかと思えば、こんどは家中の家具が飛び交い、部屋中がめちゃめちゃでした。
サーベル夫人は帰り道を歩いていました。この夫婦の家の前を通り過ぎようとした瞬間、窓ガラスが割れて、一枚の皿が飛んできたのです。サーベル夫人はすばやくサーベルの剣先で皿をキャッチしました。それからグルグルと回し始めたのです。今度は椅子が飛んできましたが、それもグルグル回しました。次から次へとグルグル回すので、いつのまにか人たがりができ、回すたびに大きな歓声が湧き起こりました。
「つぎはうちの酔っ払いを投げるよ!」剣先の上でグルグル回る夫をみて、みんなは手をたたいて大笑いしました。この出来事があってから、サーベル夫人は一躍街の人気者になりました。
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作品名|サーベル夫人
アクリル・板
制作年|2020年(新作)
作品サイズ|14cm ×21cm
額込みサイズ|25.7cm ×32cm
*マット部分は布張りになっています
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