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線香でも焚いて、ぼーっとしていれば良い

10月は結構忙しなく動いていて、note投稿の内訳を見るとテキスト記事はたった3本しかありませんでした。
noteに書きたいことはあれど、体力が追いつかないといいますか……とにかく今は何もしない時間を過ごしたいのです。

お仕事をいただくことは非常にありがたいのですが、同時に何もしない時間というものが愛おしく感じるものですよね。本業の業務も忙しくなってしまってますます余裕がなくなる中、先日久しぶりにあることをしました。

線香を焚くことです。

心がしんどすぎるときによくやっていたのですが、一度焚くと喉に悪影響をもたらすため10年くらいご無沙汰していました。
線香というと「香りを楽しむ」のが一般的ですが、私の楽しみ方は少し変わっています。
それは、線香が灰になっていく瞬間を観察すること。線香をストレスに見立てて焚いていくと、不思議と嫌なことが忘れられていきます。これを前の職場の人に言ったら「病んでる」と言われました。確かにちょっと怖いと感じるかもしれません。
同様の理由で、薪ストーブに薪を焚べるのも好きです。
これは伯父が持っている別荘で体験したから。畑仕事がメインでしたが、私は薪ストーブの前から離れたくありませんでした。
蝋燭に火を灯すのも良いですよね。蝋が液体になる様は圧巻としか言いようがありません。

ここまで書いてみると、我ながら「狂ってるな」と思います。
1/fゆらぎとかそんなんではなく、どんなに大きいものでも最期はみんな消えてなくなるという儚さに美を感じます。
焚き火と蝋燭が特にそうなのですが、ある程度燃えてくると炎の勢いが豪快になってきますよね。あれって、生きた証を残そうと精一杯もがいているようにも見えませんか?パワー全開というか、なんとか爪痕を遺していこうと必死にもがいている図にしか見えないのです。

11月の私は、今を生きるためにもがくだけもがいてみようと考えています。
ナレーションでも、執筆でも、ライフステージでも。
それくらいやらないと、認めてもらえない気がします。

なのでまずは、線香を一本焚きたいと思います。

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