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はじめての青空文庫朗読コンテスト

大晦日は第16回青空文庫朗読コンテストの本選でした。
例のアレの影響で予め動画撮影したものを使って審査されます。いつもは会場に集まってステージで生朗読し、直接講評をいただくスタイルです。

前回(第15回、6/30開催)は仕事で視聴できなかったこともあり、今回は絶対視聴しようと心に決めていました!ですが、4時間も朗読を聴きまくるのは骨が折れるのでTwitterスペースで実況配信する形をとりました。
(スペースに来てくださった方、どうもありがとうございました!)

ここからは、全体的に見て感じたことを箇条書きします。
ナレーター目線が入っていることもあるため朗読の考え方と違う部分がありますが、何卒ご容赦くださいませ。

高校生の部

今回決勝進出したのは10名。皆さん放送部に所属されているのか、全員基本の発声がNコン仕様(抑揚を抑えめにした読み)で、細かい工夫をしている方が入賞されている印象を受けました。
入賞者は台詞の言い回しがすごく上手かったですね。地の文と台詞の読み分けがしっかり出来ていたように感じました。
にしても現役の子たちのアナウンスを聴いているとやたら親近感が湧きますね。将来を意識している子たちもいたのでこれからも頑張ってほしいです。

一般・認定講師の部

この部に関しては「タイトルコール」が気になりました。
青空文庫コンテストでは作者名とタイトルコールを言ってから本編を読んでいきます。朗読検定では名前を言うのでコンテストでも言うのかなぁ(どちらも日本朗読検定協会主催)と思っていたのは秘密です。

んで、問題のタイトルコールについて。最も多かったのは次のパターンでした。

新美南吉……作。。「ごんぎつね」…より、抜粋
(にいみなんきち<2拍>さく<1拍>ごんぎつね<1拍>より<0.5拍>ばっすい)

<>…間

※例に挙げたタイトルは課題作品ではありません

どうして作者名を言ってすぐに「作」と言わないのでしょうか?

私の場合、作者名と作は音のトーンを変えるだけで間はあまり取らないようにしています。タイトルコールで間を取りすぎるとそこだけで間延びしてしまう感じがあるんです。
ただでさえ朗読ってめちゃくちゃ眠くなるのに、メリハリを付ける目的で間を取りすぎると逆効果になるのですが…朗読界隈ではそれがデフォなのでしょうか。少なくともナレーションではNGなので、時間配分の概念の有無で間の取り方が違うのはありえると考えます。
(もちろん、タイトルコールをサラっと読む人もいらっしゃいましたよ!)

今回印象に残った読みは、一般・講師の部でトップバッターになった方と銀賞受賞した方でした。
前者は低音域から出る深みに圧倒されまくり、後者は三石琴乃さん似ボイスから醸し出される作中人物のキャライメージが浮き出ました(なんとなくワンピースのボア・ハンコックぽかったのが大きかったのかもしれません)。

残念ながら今回の本選はコンテスト応募者にしか見られなくなりましたが、また半年後の6/30に第18回が行われるとのことです!
あとこの回から【録音の部】が新設!顔出ししたくないけどコンテストには出たい方におすすめです♪

しかし残念なことに…録音の部でエントリーしても朗読検定1級・準1級は取れません。
顔出しNG私、最初は「声でイケるのー!?何かデメリットでもあるんじゃないのー!!??」と疑っていましたがまさにそれでした。

朗読の先生になるにはこのコンテストで金銀銅のどれかを取らなければいけません。なので私は絶対出る必要があります。
といっても、朗読検定2級を取ってから参加しようかなと思っています。そうしないとすぐに予選落ちしそうで怖いです…

青空文庫朗読コンテストに出場した皆様、お疲れさまでした!!!

虹倉家の家計を支えてくれる心優しい方を募集しています。 文章と朗読で最大限の恩返しをさせていただきます。