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意外と知らない電卓の機能(上級編)

こんにちは、たかなちゃんです。
意外と知らない電卓の機能、いよいよ本日最終回。
本日は、ラウンドスイッチTABGTについて
このnoteからご覧になった方は、まずはこちらからどうぞ!


では、さっそくいってみましょう。
(お手元に電卓があるとわかりやすいかと思います)

Level5. ラウンドスイッチ

なにそれ、どれ!!!
こちらになります。

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TABスイッチ(=小数点以下何桁まで表示するか(詳細は次節))によって
指定された桁数で表示するために、
計算結果をどのように処理するかを決めるものです。

ラウンドスイッチ
 
計算の桁の処理の仕方を指定(切り上げ・四捨五入・切り捨て)
↑の位置:切り上げ
5/4の位置:四捨五入
↓の位置:切り下げ

例えば、少数点以下3桁まで表示する設定にしている場合
50÷3の計算結果は、
↑の位置のとき、16.667
5/4の位置のとき、16.667
↓の位置のとき、16.666
となります。

Level6. TAB

この電卓noteシリーズは、
就活のwebテストで電卓の設定をミスって失敗した
ことへの自戒の念からスタートしました。
そして私の失敗の原因
それこそが、この、TABです。

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TAB機能は小数部桁数指定の機能。

TABスイッチ(小数部桁数指定スイッチ)
 計算結果を何桁まで表示するかを決定
Fの位置:指定しない(電卓が表示できる最大桁数まで表示)
5~0の位置:小数点以下をその数字の桁数に
      (2なら小数点以下2桁まで表示)
Aの位置:アディングモード(自動的に置数値の下位から2桁目に指定)

50÷3を例に詳しく説明します。(ラウンドスイッチは四捨五入にセット)
Fの位置のとき、計算結果は16.6666666(電卓に表示できる最大桁数まで)
5の位置のとき、計算結果は16.66667と表示されます。
 小数点以下5桁になるように処理(この場合四捨五入)されて表示されていることがわかります。
4の位置のときは、16.6667
3→16.667、2→16.67、1→16.7、0→17
という感じです。
最後にAの位置、アディングモードと呼ばれるものについて
(これはADD2という表記のものもあるようです。)
アディングモードとは、
自動的に置数値(入力して表示されている値)の下位から2桁目
に小数点の位置を指定するモード。

え、どゆこと???

アディングモードに設定した状態で、1234と入力します。

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いや、なにも起こらん。
次、+を押してください。
(-でも×でも=でも可。続けて何か計算してみようとしてみてください)

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はい、1234が12.34になりました。
1234(置数値)の下位から2桁目(34)の場所に小数点が出現!
アディングモードとはこういうモードです。

え、このモードいる??

私もそう思いました。
調べてみたところ、
ドルやユーロの通過計算の際に便利なようです。
なるほどたしかに。
ただ、日常生活ではまず使いません。
日常生活ではとりあえずFにしておくのが良いと思います。
ちなみに私はwebテストを解いていた際に
アディングモードになっていたため、
数万の足し算をしているのに
何度やっても答えが数百になって焦ってパニックになった
というわけです。

明らかに電卓変だぞ?ってときは、Aを疑いましょう!

Level7. GT

いよいよ最後です!
GTに関しては、
GTスイッチ(スライド式で設定を変更するもの)とGTキー(ボタン)
があります。

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GT(グランドトータルスイッチ)
 =を押すたびにGTメモリーに加算
GT(グランドトータルキー)
 GTトータルメモリー内の数値を呼び出し。
 2回続けて押すと、メモリー内消去。

GTグランドトータルとは、累計という意味。
3つの計算式の結果を集計したい!という時に便利な機能です。
GTスイッチは、M+スイッチと
GTキーは、一度押しではRM、二度押しでCMと似ていますね。
M+? RM? CM?ナニソレ
という方は前回のnoteを参照ください!


さあ、GTスイッチをオンにしましょう(上の写真の状態)
例えば、
・20+10
・20×10
・20-10
の3つの式の計算結果を集計(足し合わせる)したいとき。
まず、20+10=と入力、答えは30ですね。
文字盤のGがGTモードだよ〜という記号です。

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次に、一回Cを押しクリア。(CAではありません)
今度は20×10=と入力。200ですね。
もう一度Cを押しクリア。
最後に、20-10=と入力。10です。
ゴールは、3つの式の結果の集計だったな!
よし!30+200+…
ちょっと待ってください!
計算する必要はないんです。
GTキーを押してみましょう。

240!!!(と表示されれば正解)

そう、=を押すたびにメモリーに加算されていくのがGTでした。
計算結果をいちいちメモしておく必要がない!
これは便利ですね。

GTを知っていると計算スピードが圧倒的に速い!

先ほどの計算のなかで、Cを押しました。
(CAではありません)と書きましたが、
CA(クリアオールキー)は初級編で説明したように
全てを消します!バルス!!!
なので、GTメモリー内の数値も消し去ってしまいます。
GT機能を活かすなら、Cです。お間違いのないように!

まとめ(基本設定)

普段の電卓の設定
 ラウンドスイッチ:5/4(四捨五入)
 TABスイッチ:F
 GTスイッチ:どちらでもいい(GT にしていて害はないかも)

3noteを電卓の機能の紹介に費やしてまいりました。
電卓の機能を文章だけで説明するのは、
案外至難の業でした。。。が、
これで私は二度と電卓でミスをしないでしょう!
このnoteを読んでくださった方も
電卓の設定をミスしないように
そして少しでも早く計算ができるようになれば
幸いです。
「たかなちゃん、頑張ってまとめたやん」
と少しでも思っていただけたら
労いの気持ちも込めてスキを押してください!
(楽しくてスキでnote書いているんですけどね!)
本日もお付き合いいただきありがとうございました。

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