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【この世界】で生きていく!!!

久しぶりの投稿。

末っ子が幼稚園に入ったことで、少しずつ気持ちが社会へと向かっている今日この頃。

自分のもっている資格や経験を外でも活かしたいと、最近は心理職の求人情報を眺める日々を送っている。

その変化に、自分でも驚いている。

だって、以前は「オリジナル」にこだわり、外で働くことには全く興味がなかったから。

2人目を産んでまだ3人目を授かる兆しもなかったころ、主人から「また、スクールカウンセラーしてみたら?」と勧められたこともあったけど、「スクールカウンセラーは、私のしたいことができないからいや!!!!」と断固、拒否していた。

あの頃の私

今、振り返ると、社会に戻ることがこわかったのだと思う。

だって、社会人時代は、いつも不完全燃焼で、モヤモヤを抱えながら仕事をしていたから。

理想と現実のギャップに、心が追いついていかなかった。

自分の好きなことを仕事にする。

夢を叶えているはずなのに、苦しくてしかたなかった。


だから、こどもができて、仕事をやめ、家にいることができたとき、すごくホッとした。

そのうち、今度は「私は、家だけにとどまりたくない。かと言って、どこかに働きに行くのはいや。自分のオリジナルで仕事がしたい!」と、模索しはじめ、細々と自分のセラピールームを開いた。

セラピーを提供させてもらうのは私自身とても嬉しかったし、気づきを後押しできることは私の喜びでもあった。

だけど、なかなか、セラピーのお仕事もうまく回らなかった。

何度、「〇〇をしたら、月30万円稼げるようになる!」というたぐいのセミナーに引っ掛かりそうになったことか・・・(-_-メ)

最近になって、やっと現実に足がつき、「夢のような話はなく、地道にやるしかない」のだなと自覚できるようになった。

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サバイバーはシンデレラストーリーに憧れやすい!?

私みたいに、機能不全家族の中で育った”サバイバー”は、こども時代、現実を直視するのがつらすぎて、現実逃避に走りやすい。

私はいつも、心のどこかで「シンデレラ」に憧れてきた。

いつか魔法使いのおばあさんが私の元にやってきて、私を憧れの世界につれていってくれるにちがいない。

「キラキラと輝く未来が私を待っている!!!」

そう思うことで、何とか、つらい現実を生き延びてきた。

『現実逃避』は心の防衛反応で、子ども時代の当時、生きぬくために必要な機能なのだけど、大人になってからも、その傾向から抜け出すのはすごく難しい。

だって、『防衛』はどんなものであっても長年、やってきたなじみのある方法で、脳内で自動的に働き、その人の「生き方」の一部になってしまっているから。

そこから抜ける第一歩は、『意識化』すること。

現実をそのまま見つめ直す

こども時代の私にとって、「現実」はとてもつらいもので、そこにとどまることはつら過ぎた。

父と母は、物理的にはいるけれど、精神的には『不在』な状態だったのだ。

昼間はいるけど、助けてほしい時になかなか助けてもらえない。

夜は、父と母とは別の寝室。

こどもながらに、父と母は「いるのに、いない」状態って、すごく混乱するし、私の『傷』の原因はここにあるのだなぁと、今は静かにその現実を受け止めている。

現実では、家業をしている両親にとって、家でこどもがうるさくすることは「邪魔」なこと。

静かにしていないと怒られたから、テレビを観るか、心の中の空想の世界が居場所だった。

大人になってからも、私は、「目に見えないもの」「大いなる存在」というスピリチュアルな世界に強く惹かれ、現実の世界にはあまり興味がなかった。

私は、父や母から得られなかった愛を、父や母をとびこえて、スピリチュアルな世界から得ようとしていたのだなと思う。

セラピーを通して、やっと自分の抱えてきた『痛み』を認知できて、父と母についても、『痛み』を抱えながら生きてきた現実を理解できるようになった。

「理想の父と理想の母」という空想ではなく、葛藤や悩みをもちながらも必死で生きてきた「リアルな父と母」を、そのまま見つめ直す器が私に育ったということかもしれない。

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【この世界】で生きていく!!!

私の中で、今、強く、「現実をよりよく生きる!!!」ということをやっと決心できたと感じている。

理想だけではない「痛み」もある世界を認め、それでも、【この世界】で生きていくということ。

現実からもう逃げない。

逃げることは何も解決につながらないことがよく理解できたから。

『父や母とは違う、わたしの人生を歩いていきます』

自分自身にも宣言し直す。

慣れ親しんだ場所から旅立つのは、すごくこわいし、傷つくこともあるかもしれないけれど、

「私が私の味方」という自己信頼の元に、また、新しい一歩を踏み出そうと思う。

私のスペースに、新しいご縁が運ばれてきますように。

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