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よみがえった祖父との思い出

今、オンラインカレッジコースHEベーシックのヘルパーで参加させてもらっていて、「自分史」の課題と向き合っている。

2~3歳の自分について考えたとき、最初は何も書くことないなぁと白紙にしていた。

だけど、あとでもう一度、そのときの自分を感じなおしてみたら、祖父に面倒をみてもらっていたときの記憶と感覚を思い出してきた。

自営業をしていて、忙しかった両親に代わって、幼い私を子守りしてくれたのは、仕事を引退した祖父だった。


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近所の神社で、落ち葉拾いしたり
ちょっと遠くの公園まで行って、シーソーしたり
養豚場でブタを見るのも日課だったなぁ。

そんな記憶を思い出したら、今度は、幼い自分を通して見た、あの頃の祖父がよみがえってきた。

ゴツゴツした手とぬくもり。
はにかんだ笑顔。
タバコのにおい。

それから、祖父が背負った孤独感も。

自分の孤独感について、祖父は死ぬまで一度も口に出すことはなかったけど、幼い私は、どこかで祖父が「孤独感」を抱えていることを知っていて、

そのエネルギーもぜ~~んぶ含めて、『おじいちゃん』だと認識していたんだなぁと気づいた。

おじいちゃんのエネルギーにすっぽり包まれて、安心している反面、

幼い私は、「いい」も「悪い」も関係なく、おじいちゃんのエネルギーすべてを必死で肌で感じ取って、吸収してたみたい。

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その頃は、妹が生まれ、母から引き離されることが多くなり、私もまた「孤独感」を感じていた。

「おじいちゃんと私は一緒だなぁ」

そんな風に感じていたことも思い出した。

「孤独感」でつながった祖父と私。

家族の中で浮いている私たち。


祖父が私に向ける、愛おしそうなまなざしの中に秘められた悲しみ。

そこに触れられたとき、「あ~、おじいちゃんもさみしかったんだな。

そして、私は、そんなおじいちゃんのこと、大好きだったんだなぁ。

おじいちゃんも私のことを大切に思ってくれてたんだなぁ」って、祖父からの愛をやっと受け取れた感じがして、涙があふれた。

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何だか不思議だけど、私と祖父の「痛み」にそっと触れることで、今、やっと、「孤独感」を通してではない、祖父とのつながりがよみがえってきた感覚。

自分史を書くことで、なかなか普段、意識にあがってくることはないけれども、私たちのこの体には、確実に幼い頃感じた感覚って残っているのだなって改めて実感した。

そして、たとえ大人が言葉にはしていなかったり、表面化していなかったとしても、幼い時ほど、無意識に、五感をフルに使って、『家族の生き方』『エネルギー』を吸収してることもよく理解できた。

幼い頃、この体を通して見たり、聞いたり、触れたり、におったり、味わったりしたことを、大人になって再体験できていることを何だか嬉しく感じて、小さな私をぎゅーーーーっと抱きしめたくなった。

ゆみちゃん、よくかんばったね。

生きてきてくれて、ありがとう。

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もし、インナーチャイルドと出逢いたかったら、『自分史』を書くこともおすすめです♪


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インナーチャイルドセラピー、やっています。

『感じる』ことを大切にするセラピーです。

よかったら、小さな愛しいあなたに出逢ってみませんか?



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