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浴衣の袖のあたりから漂う夏の景色

いつからか七夕は私の中でちょっと特別な日となった。

でも、短冊に願い事を最後に書いたのはいつだったのか思い出せない…。天の川も久しく観ていないような。

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福岡に大濠公園という公園がある。大きな池が園内にあり、水鳥が飛び交い、のんびりと落ち着いた雰囲気がステキな場所。
私は1度行っただけでお気に入りの場所となった。(まだ2度しか訪れたことはないけれど…。)

ここでかつて毎年開催されていた花火大会がモデルとなった曲がある。
(いつか行ってみたかったんだけど、残念ながらなくなってしまった。)

その曲こそ、1995年7月7日、七夕生まれの曲「涙がキラリ☆」

クリスマスに対抗して、恋人たちの特別な日として「七夕をクローズアップさせたい」という思いからこの日が発売日になったそう。

この曲を聴くと、少し暗くなり始めた夏の空の色と空気の湿った感じをいつでも思い出せる。夏が大好きな私にとって、このジメッとした暑ささえ何だか恋しく感じさせてくれる。

(ちなみに、高校時代にマサムネさんは、この花火大会でコーラを売るバイトをしていたそう…笑)

同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら
星を待っている二人 せつなさにキュッとなる
心と心をつないでる かすかな光

ちなみに、こちらも同じく七夕生まれの曲たち。
発売日は、1998年7月7日。

(スピッツ七夕めっちゃ好きじゃん。笑)

両A面シングルとして発売された2曲。選べないくらいどちらも大好きな曲である。

こちらはスピッツの曲じゃないけど、作曲を担当したマサムネさんがカバーしたもの。
毎年夏が来るなあという時期に、いつも聴いている曲。

オリジナル曲の発売日は1999年7月7日。

ちなみに作詞が松本隆さん(この方の言葉選びがまたとても良い…)で、マサムネさんの声がこの世界観・詞にとってもよく合うので聴き入ってしまう。

泣きながら鏡の
前で踊るゆらりゆらり俄か雨
水中メガネをつけたら
わたしは男の子

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七夕の時期の空はいつも厚い雲が覆っているけど、もうあと少しでまぶしい夏空がやってくる予感がする。

今年もできることは限られるけど、小さなことからでも夏を感じられたらいいな。
とりあえず今は線香花火がしたい。

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