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絵本「メメンとモリ」を読んで

物事がうまくいかず、手に取ったこの絵本。
「メメント・モリ」という言葉は知っていたけど、意味は分からなかった。
調べると、「自分がいつか必ず死ぬということを忘れるな。」という警句らしい。
知らずに手に取って、読み終えてこの意味を知って納得してしまった。

ヨシタケシンスケさんのこの絵本。
一生の宝物になりそうだ。

今までわたしが考えていた、理想としてきた「人は楽しむために生きるんだ」という考えを、決してそうではないと、ヨシタケさんは違う角度から見ていらっしゃって、目から鱗だった。
その切り口が斬新で、ものすごく深い。
それでいて、とてつもなく優しかった。

生きていると不条理なこと、悲しいことがたくさんあるけど、否定をしない。だからといって、よくある変な肯定もしない。
全てを包み込むような、そんな温かい作品だった。

柔らかい絵で、ちょっとシュール。
でもクスッと笑えるユーモアもあって、心が癒された。

輪廻転生をも感じさせる、この御本。
人生何周まわったら、こんなことが言えるようになるんだろうと思ってしまった。
まだまだ私は未熟だなぁー。

いつも私の短歌を読みに来て下さる方々、ありがとうございます。
皆さんの作品に、すごく励まされています!

このまま「主婦短歌」という形で続けていけるか分かりませんが、流れに身をまかせてやっていきたいと思います。

辛い時は、辛い短歌を書きます。
模索した中、それが一番良いように思いました。
そして元気になれば、楽しい短歌も書きたいです。(おーい!出来るか??)

皆さまに感謝を伝えて、今日はこのへんで。



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