見出し画像

欠けていく月と共に19年ぶりの・・・

明後日15日は乙女座の新月。思えば、今回の体調不良は魚座で月が満ちた直後に始まったのだった。あれから約2週間、月は日に日に細っそり姿を変え、欠けていく月と共に余計なものが削ぎ落とされ、心も身体も快方に向かいつつある。

仕事やプライベートの予定も急な変更をお願いすることになり、いろんな方にご迷惑をおかけして申し訳ない思いでいっぱいになったけれど、皆さん快く対応してくださり、それだけでもずいぶん心が軽くなった。久しぶりの高熱でフラフラになりつつも友人たちのサポートのおかげで何とか窮地も乗り切れた。前回、高熱を出したのは2004年9月初め、ぴったり19年前。当時暮らしていた上海でIKEAのソファーベッドに横になりながら熱にうなされていたことを思い出した。ちょうど友人の誕生日だったのでよく覚えている。

19年といえばメトン周期。メトン周期は同じ月日に同じ月の位相が見られる周期。紀元前433年にギリシャの数学者メトンが発見した太陽と月の19年サイクル。19太陽年は235朔望月にほぼ等しいことから導き出された。

上海でもよく月を見ていた。今回寝込んでいるときに「あれっ?この感じ何だか知ってる。前にも体験したような気がする」とボーッとした頭で思い返し、チャートを作成して確認してみると、3日ほどズレはあるものの同じ9月初めに熱を出していた。そしてあの時も今回と同じくT火星がネイタルの6ハウスに入っていたのだった。

月が教えてくれた偶然のメッセージ。次回はまた19年後・・・その時は70代を迎える頃だ。

自分の強さを過信しないこと・・・これはここ数年で学んだ大事なことでもある。いつもギリギリまで我慢しがちだったり、SOSを出すのが苦手でいろんなことを拗らせがちだったけれど、それも以前よりかは上手に周りに頼ったりお願いしたりすることができるようになって来た。歳を取って丸くなって来たからかな。

今回は日々の健康や周囲の助けのありがたさが本当に身に沁みた。まだ養生モードだけれど、今度は満ちていく月と共に復活していきたい。

NASA / Bill Anders「 Earthrise」

普段は地球から月を見上げているけれど、この「地球の出」の写真を見ると月からも地球は見られているんだな〜と当たり前のことに気づく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?