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小さな博物学日記

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2020年1月1日より、毎日、写真日記・絵日記を書きます。 長い記事は「きらら舎一号館」にまとめていますが、こちらは記録や説明のための写真ではなく、1日1枚。思いを込めて撮影し… もっと読む
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2020年1月の記事一覧

湖南省の青い蛍石

青い蛍石は世界各地で産出されていますが、それぞれ個性があります。 湖南省のものは立方体結…

アシナガサンゴ骨格標本

以前、貝殻屋さんでクラウンシェルというものが売られていました。繊細な工芸品のような美しい…

エダアシクラゲ

エダアシクラゲはその名のとおり、足(触手)が枝のように分岐している小さなクラゲです。 触…

ダンゴムシパラダイスの大掃除

カフェにあるダンゴムシパラダイス。 保温してあり一年中温かいので、そんな名前がついていま…

釘頭状結晶の方解石

方解石は炭酸カルシウムの鉱物で、実にいろいろな形状で産出されます。 主な形としては、犬牙…

ミモザ(アカシア)の蕾

落葉樹がまだ幹と枝だけの寒々しい姿をしている季節。 ミモザの樹には新芽が出て、黄色い蕾も…

写真彩色画/内モンゴルの青い蛍石

2014年新産の内モンゴルの蛍石です。 カラーチェンジと立方体を面取りしたような結晶の形、とても青い色などから人気があり、登場した当時はなかなか手が出せる価格ではありませんでし た。 その後、流通量も安定していて、さらに放射能で色揚げしているなどの疑惑も出て、価格自体は安定してきました。 これは新産当初に購入した標本なので、かなりしょぼいものです。 それでも、写真彩色画にすると、少しよい標本に見えてくるので不思議です。

虹色黄鉄鉱

銅や鉄などの金属を含む鉱物は、表面が酸化することで虹色を呈することがあります。 これはビ…

虹標本

コレステリック液晶の素となる白い粉に水を加えてなじませていくと、やが て粘度の高いゲル状…

綿毛水晶球

中国の鉱物業者がNewFind でNatural だというスノーフレーク水晶なるものを売り出しました。 …

水晶を覆うクリノクロア

クリノクロアとは緑泥石(クローライト)グループの一種です。 和名のとおり、地味な鉱物なの…

川でクラゲを掬う #01

クラゲというと海にいると思いがちですが、今日は川へクラゲを採りに出かけました。 東京湾か…

ウツボカズラの再生

ウツボカズラ(靫葛)。 学名はNepenthes rafflesiana Jack。 食虫植物好きの母のために買っ…

中空球状硫黄

北海道にある温泉の湧き出す沼、大場沼。 沼底から二酸化硫黄を含む約120℃の高温ガスが噴気し、湯面に昇ってきては弾けて消える気泡は地獄の窯のようです。 硫黄は火山の噴火口付近や火山岩の隙間にできますが、ここの硫黄は、こうして浮き上がってきたガスに含まれたものが冷えて固まってできます。 そのため、空気を内包したまま固まって中空となっています。 まるで浮き玉のような硫黄の球が水面を漂う様子も観察できます。