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虹標本

コレステリック液晶の素となる白い粉に水を加えてなじませていくと、やが
て粘度の高いゲル状の液晶となります。

秩序をもって並んだ細長い分子は層を形成し、隣り合う分子層ごとに配向方向がわずかずつずれ、分子層が螺旋構造をなして360度回転した時の分子層の厚み(螺旋ピッチ=P)と同じ波長を跳ね返します。

温度や水分量で螺旋ピッチは変化するため、部分的に色が異なり、温度で色が変化する美しい液晶となります。


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