【新作】映像作品 -煙-

こんにちは、きららです。Twitterを見てくれている方ならお気づきかと思いますが、最近の私は何やら怪しい写真を投稿しまくっています。

実はこの2ヶ月間ほど、新作の映像作品のために撮影をしていたのです！新作と言っても、私が監督・脚本をフルで担当したのは日本では初めてだったので処女作とも言えます。

そもそもこの撮影企画は、私がアメリカから日本に帰国して2週間隔離中に悶えているときに（帰国者はコロナ陰性であっても強制缶詰）ふと思い立ったのが立ち上がりのきっかけです。アメリカの大学院を半期休学するので、その間日本で制作して向こうの展示・映画祭出したいなーとぼんやり考えていて、しかもぼんやり考えている時の98.2%は私タバコ吸ってるんですよ。残りの1.8%はお風呂かおトイレ時です。自分の吐くタバコの煙を見て、「煙を題材にしたストーリーを書きたいな」と思いつき、そのまま脚本を書いてみたら協力してくれる人たちも見つかり、そして気がついたら撮影していました。

タイトルは『煙 (仮) 』という、いかにもそのまんまな感じなのですが、他にも一応『残煙』『紫煙』とか色々考えてたんですよ。でも文豪かよみたいな陰湿感がヤバいし、バンドマンでもラッパーでもないので英タイトルはなんか癪だし。また良いアイディアが閃けばタイトルは変わるかもしれません。

あらすじ
記憶喪失の男、海原は不思議なタバコを拾ってしまう。その煙が出ている間しか存在できない少女リズと共に、海原は自身の記憶のカケラを集めていく。彼の記憶と彼女の過去が交錯し、物語は切ない真実へと辿り着く。

登場人物はファンタジーと現実の境目の裏側にいそうなイメージにしました。もともと知人がそんな人種ばっかりだったので、キャスト選びには大変自信があります。主人公の海原・リズ役の子たちは一応母校の後輩ちゃんなのですが、オファーして顔合わせをするまでほぼ初対面だったんです。完全にヴィジュアルだけで選んだので声も知らないし、会うまで超ドキドキだったんですが、2人ともめちゃくちゃ演技うまくてびっくりしました。

母校の人たちなんか特に、突然卒業生の私たちが現役学生を集めて何やってんの…？と思っている方も多いと思います。私もぶっちゃけそう思います。正直こんなに大勢のキャストとスタッフが協力してくれると思っていませんでした。しかもキャストは一人一人カリスマ性が高いし、機材班も大学生時代の時から目をつけていためちゃくちゃ上手い変態ピーポーが勢揃いしてくれて、まさにオールスターという感じ。

やはり人間の成長というのは素晴らしいものです。参加してくれたみんな、撮影を通して急速にレベルアップを遂げ、もはやキャストは菅田将暉を超えさらに機材班はクリストファー・ノーランをも圧倒するのではないかと錯覚しそうでした。ただ、一番の成長を遂げたのは…それは認めざるを得ません。大阪の警察たちですね。撮影の初期はあまりにも怪しすぎる団体だったので、撮影中に職質されたりパトカーに乗ったりしたメンバーもいたのですが、後半はこんな格好をした（下記画像）キャストが風俗街をうろついていても、遠くから様子を伺っているだけでした。慣れって怖い。

只今絶賛鬼の編集中です！もう少しメンバーにはお世話になるのですが、今できる範囲で一生懸命制作できるよう頑張ります。またちょいちょい撮影シリーズはnoteでやりたいなぁと思っています。（＊思っているだけでやるとは言ってない）