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人間の痩せる仕組みは複雑。

まずは理論的な話です。前置きとして、人間の脂肪が減っていく仕組みは、いまいち解明されていない部分もあります。

「カロリー神話」という言葉があるぐらい、消費カロリーと摂取カロリーの差だけで痩せるものでもありません。

カロリーで痩せるという話で言うと、消費カロリーと摂取カロリーの差だけで痩せます。

例えば、食事で1000kcal摂取して消費カロリーが1500kcalだったとすると、500kcalの差分だけ痩せていきます。脂肪は1kgにつき7200kcal消費することで減っていきます。

でも、この食事での1000kcalが、お菓子やシュークリーム、脂っこい唐揚げなどだった場合、痩せられるかというと、ちょっと疑問に思いませんか?

では、なんで人間は太るのでしょうか?太る要因の一つにインスリンがあります。

インスリンは糖質を摂ることで分泌されます。厳密には、タンパク質を摂っても少し分泌されますが、ここでは簡単にわかりやすくするために糖質のみとします。

三大栄養素には、糖質、タンパク質、脂質があります。

まず、糖質だけを摂るとインスリンが分泌されて太ります。

次に、糖質と脂質を組み合わせると太ります。

この糖質と脂質の組み合わせは血糖値の上昇状態が長く保たれるため、太るチャンスが長く与えられると考えられます。つまり、ラーメンやシュークリーム、ケーキなど、糖分と脂分が組み合わさったものはとても太りやすいです。

次に太りやすいのが、和菓子や脂質はないけれど糖質が多いものです。白米もこれに該当します。だから白米を食べると太ると言われます。

では、タンパク質だけを摂った場合はどうなるでしょうか?理論上は太りません。そもそも、タンパク質には食事誘発性熱産生というものがあり、摂取したタンパク質の約30%が代謝消費されるエネルギーとして使われます。糖質は約6%、脂質は約4%です。

次に、脂質だけを摂っても理論上は太りません。ケトジェニックダイエットがあります。

これは、脂質が不足すると体内の脂肪からエネルギーを取り出せなくなるため、脂質不足だと逆に痩せにくくなります。

以上を踏まえると、タンパク質と脂質だけの組み合わせで生きる分には理論上太りません。

なので、健康的に痩せるには、タンパク質と脂質を中心とした食事で大丈夫です。

脂質で太らない体質というよりも、糖質を摂っていないから太らないのです。焼肉に関しては、カレーや味付けに糖質が含まれているので注意が必要ですが、しゃぶしゃぶなどなら大丈夫です。

糖質で太るかどうかは、インスリンの効き具合によります。体内でインスリンの分泌がうまくできるタイプとできないタイプがいるからです。

タンパク質と脂質だけを食べるダイエットは、健康的な範囲まで体重が落ちます。脂肪も落ちます。

ただ、それを超えて限界まで痩せるには、タンパク質だけで生活し、糖質と脂質を制限しないと無理です。じゃあこれから何を食べたら太らないのかという話ですが、タンパク質と脂質だけの食事、例えば魚や牛肉などを食べる分には大丈夫です。

タンパク質が不足すると、逆に栄養を欲して過食につながることも科学的にあります。

だから、ステーキなどを毎日食べる分にはそんなに太らないです。糖質を摂らず、注意していれば良いでしょう。

タンパク質から取れるカロリーは太らないし、脂質も糖質と組み合わせなければ太りません。

糖質は単体でも太りやすく、糖質と脂質の組み合わせは非常に太りやすいです。

いろんな説がありますが、人間の体は基本的にタンパク質でできているので、糖質を摂らなくても生きていけます。

糖質を摂らないと頭が回らないという人は、何かの栄養素が不足しているからです。

それは糖分ではなく、質の良い栄養を取れていないか、体脂肪からうまくエネルギーを取り出せないような栄養の取り方をしているからです。

脂肪も魚や肉、卵など、いろんなものから取った方がビタミンやミネラルが吸収され、健康にも良いし、活力も出ます。そして、太りません。

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