刺さったままの言葉

君たちは家畜か?
自分の頭で考え、自分の言葉で語れ。
自分の人生の主人公になれ。
他人の人生の脇役でいいのか。

ただボーッと教室で座っているだけの生徒に、
そんなこと熱く言った時のこと。

その後、マジメな生徒に叱られました。

フツウでいいんです。
センセイの言うことを聞いて、
宿題出して、
定期テストでいい点とって、
成績を上げて、
推薦とって、
大学に行く。
私はラクをしたいんです。
フツウがラクなんです。

で、さらに。

先生は変です。
いつもたたかってて。
めんどくさいです。
私はフツウでいいんです。
先生も県から給料もらってるんだから、
家畜じゃないんですか?

最後に痛いところつかれた。
僕も家畜か??
その通りだ。

結局、僕たちは分かりあえないまま、別れた。

彼女の言葉は、今も、僕の胸に刺さったままだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?