ひとり、

人と一緒にいるのって、大変楽しいし面白いけど、大変疲れることだなぁ。と最近よく思うのです。

会社の人でも、仲の良い友達だったとしても、一緒にいる限り他者との境界線と自分の輪郭を常に意識してしまう。

一緒にいて本当に気を使わなくて、無言でいても平気でいられるのは、27年生きてきて父と母と妹だけだ。

会社の人といるときはきちんとしていなきゃ。友達といるときは元気で明るくいなくちゃ。
別に頼まれてもいないのに、私は無駄に意気込んでしまうところがあって、たまにそんな自分に自分で疲れたりしてしまう。

なので、一人でいる時に突然知り合いに遭遇してしまった時、うまくスイッチが入らない。とりあえず手を振って「...あれ〜〜っ!」と声を上げている間に、血圧とテンションを上げてどのくらいの距離感の人だったかをこっそり思い出したりしている。一人でいるときの私と他者といるときの私はもう完全に別ものなので、「人と会う時用の私」をわざわざ呼んでこなくてはいけないのです。

昔は常に誰かと一緒にいて、そして誰かと一緒にいる自分が好きだった。
でも今は、人と過ごすのと同じくらい、一人が好きだなと思う。

旅先、知ってる人が誰もいないお店。人と関わる必要もない空間。ふわふわと輪郭を持たず、ただの自分で浮遊していられる時間は、贅沢だなぁと思う。
人と関わる楽しさ、煩わしさ。
一人でいる寂しさ、贅沢さ。
どちらもちゃんと、楽しく味わうことのできる人でありたいなと思っているのです。

最近は、ひとりが楽しいモードです。

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