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【高校選びの盲点】通信制高校の卒業後の進路選択は全日制より幅が広いんです

ある一定の通信制高校は、
全日制高校(毎日登校する一般的な高校)や
県立の通信制高校よりも、
実は卒業後の進路に対して選択幅が広い
(たくさんのものの中から選べる)んだよーというお話です。

↓これまでの流れ




【卒業後、どんな進路を希望するのか】

卒業後の進路に対して、
どのくらい明確な希望があるか。
これによって通信制高校の選び方は変わってきます。

◆全国型と地域密着型

通信制高校は生徒募集できる地域が決められており、
その大きさによって全国型(広域通信制)と
地域密着型(狭域通信制)があります。

広域通信制:入学できる地域が3都道府県以上
・ある特定の都道府県に本校があり、全国に分校があるタイプ。
・ある都道府県に学校があり、全国から生徒募集しているタイプ。
・ある都道府県に学校があり、その周辺の県からも入学ができるタイプ。

狭域通信制:入学できる地域が学校のある県+隣接する1都道府県
・ある都道府県に学校があり、その隣の県からも入学ができるタイプ
都道府県立の通信制高校はここに該当します。

毎日登校する全日制や、短い時間だけ登校する定時制高校は、原則その学校がある地域在住、もしくは勤務している生徒しか募集できません。


(例)県立の通信制高校に進学した場合
3年生になり大学の指定校推薦枠がもらえる場合、
その学校はどこにあるのか。
→当然、その県内もしくはその周辺の都道府県にある大学になります。

(例)全国型の通信制高校に進学した場合
奈良県にある全国型の通信制高校に在籍しているとして、同じく3年生になり大学の指定校推薦枠がもらえるとしたら、その学校はどこにあるのか。

実は全国の大学の推薦枠があったりします。

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北海道の全国型通信制高校在籍で東京の大学の指定校枠がもらえる
沖縄県の全国型通信制高校在籍で大阪の大学の指定校枠がもらえる

ということが可能なんです。これってすごくないですか?

いわゆる全日制の有名進学校であれば、
もちろん大都市圏の大学指定校推薦枠はあります。

が、地方都市にある通信制高校で
大都市圏の大学の指定校推薦枠がもらえるって、
なかなかすごいことだと感じています。

もちろん、指定校推薦枠は大学だけではなく、
専門学校も該当します。
そのため、卒業後は東京の声優養成学校に入学したい、
大阪の音楽学校に入学したい、
という希望も指定校推薦枠を使った進学で可能になります。

ここが盲点で、実は通信制高校の方が
全日制高校よりも進路の幅が広いという側面があり、
一般的な全日制高校や公立通信制高校にはない
大きなチャンスがあるんです。

なので、高校入学時点で卒業後は上京したい、
将来は地元以外の都道府県に出たいと考えている人には
「全国型(広域通信制)の通信制高校」をおすすめします。

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実際、私が勤務していた
地方都市にある全国型の通信制高校でも、
東京や大阪の大学や専門学校に指定校推薦で
進学した生徒はたくさんいました。

大都市圏で生まれ育った方には
理解しにくいかもしれませんが、
地方では、学校が少ない、もしくは存在しないために
ある特定科目の教員免許や
栄養士などの国家資格などが学取りづらい、
という地域もあるんです。

そういった地方に住んでいる人にとって、
これは大チャンスなんです。

なので、今一度みなさんの地域から入学できる全国型(広域通信制)の通信制高校を確認してみてくださいね。


【その他の選択基準】

・学校の特色が自分に合っているか?
学校によっては不登校だった子が多い傾向の学校や、
ヤンキー系が多い学校、
発達障害の受け入れに積極的な学校など
それぞれ特色があります。

そういったその学校ならではの特色は
実際に通っている人の話を聞いたり、
見学をしたりしてみないとわからないところです。

なので、説明会見学会があれば参加してみましょう。
実際の学校を見るのが一番手っ取り早いです。

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学校に直接伺うことができれば、
実際の生徒を見たり、
写真をみることができたりして、
かなり実像に近い姿が確認できます。

もし、学校側が写真を準備していなかったとしても、
広報用に必ず学校行事の写真を撮っているので
希望すれば見ることが出来る写真はあるはずです。
ぜひリクエストしてみましょう。

自分が住んでいる地域からは遠い学校で
直接見学に行くことが難しいようであれば、
SNSやネットなどを通じて情報を集めてみましょう。

【まとめ】

ここまで3本の記事にわたり
「自分にピッタリの通信制高校の選び方」
について書いてきました。

改めて、ポイントは3つ

・高校時代に何がしたいのか?
・どれくらいのペースで通学したいのか?
・卒業後、どんな進路を希望するのか?

まずはこの3点をじっくり考えてみてください。

そして、ある程度明確になってきたら、
どんどん資料請求&説明会を受けてみましょう。
可能であれば、実際の校舎へ見学に行くのが一番です。
そこで肌で感じた感覚、目や耳で感じた気持ちは正直です。

みなさまの未来に幸あれ。
私も全力で応援しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊


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