GIGAスクール初日に起きた、19の出来事。
こんにちは。ピルクルです。
私が勤める公立中学校でも、4月から本格的にGIGAスクールがスタートしました。
1学期が始まって数日、総合の時間を3時間とり、wordを使って写真付き自己紹介カードを作るという内容だったのですが…いやはやこれが大変で。
以下、教室で起こった出来事をまとめたのでご覧ください。
それでは、、、スタート!!
1.電源がつかない(そもそも機械不良)
2.生徒用のログインパスワードを入力しても弾かれる
3.ずっと起動中で動かない(機械不良その2)
4.wordがどこにあるかわからない
5.wordの1行目ではなく、ヘッダーの部分に文字を打ってしまう(多数)
6.ローマ字の概念が分かっておらず、文字が打てない
7.いつの間にか文字の種類や大きさが変わってしまい、パニックになる
8.図表の設定ができず、文字列と一緒に図表も動いてしまう(多数その2)
9.写真の挿入の仕方がわからない
10.写真のサイズの変更ができない(図表・写真はトラブルの元)
11.途中で電源が切れる(これが怖い)
12.クラウドへの保存の仕方がわからない(まずクラウドの説明から)
13.パソコンからクラウドにアクセスする権限がない
14.とりあえず保存を押してしまい、全く違うフォルダに保存してしまう
15.回線が混み合い、パソコンが固まる(1番の課題)
16.wordが応答しなくなり、1時間何もできない生徒(最悪だ・・)
17. 途中でついていけなくなる子が出てくる(個別最適化とは・・)
18. 質問の嵐で、教師のフォローが全く間に合わない(40人vs1人)
20.3時間で学年の半分が自己紹介カードを保存できず、授業終了
・・・これがGIGAスクール構想の現状です。いかがでしたでしょうか(^^)
正直授業で使うには、学校の設備も生徒の技能もまだまだ足りないなという印象でした。現状、授業の1/3はパソコンのマネジメントに時間が取られてしまうと思われます。
文部科学省は、「GIGAスクール元年」と銘打ちあたかも学校色々やってますよ、と上の人たちが息巻いているようですが、現場はこんなものです。3時間かけてwordの保存すらできません。このままだと、1人1台のパソコンがばら撒かれるだけの「GIGAスクール」になってしまいます。
(ちなみに、年配の先生方の反発も相当なものでした・・・)
まずは、生徒たちにパソコンに慣れてもらい、マナーを守った使い方を浸透させていきたいです。その頃に通信環境が整っていれば、「GIGAスクール」は学校の当たり前になり、ICTを活用した教育活動が進むのではないでしょうか。モノは使いよう、なはず!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2021.8.13
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?